2019年 1月 21日 (月)

オンナの「お喋り好き」も考えもの 会話が達者なので認知症を発見しにくい

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   女性は男性よりもお喋りだから、認知症になっても発見が遅れるという研究がまとまった。米のアルベルト・アインシュタイン医学校のエリン・サンダーマン博士が、2016年3月16日に開かれた米国神経学会で発表した。

   男性よりも高い「言語能力」が仇(あだ)になっているわけで、サンダーマン博士は「男女差を考えた診断方法を考えるべきだ」と警鐘を鳴らした。

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男性に比べ脳の萎縮がかなり進まないと分からない

   研究では、アルツハイマー病の患者235人、認知症の初期である軽度認知機能障害694人、記憶や思考に問題のない379人を対象に、言語・記憶能力のテストと脳の海馬の大きさを比較した。アルツハイマー病などの認知症は海馬が萎縮して発症する。

   その結果、次のことがわかった。

   (1)アルツハイマー病の初期段階では、海馬の萎縮が同程度でも女性の方が男性より語彙が豊富で言葉の能力が高い。

   (2)言葉のテストで言語障害が始まったスコアの人々の海馬を調べると、女性の方が男性より海馬の萎縮が進んでいる。

   (3)海馬の萎縮が軽度から中程度までの人々では、女性の方が男性より記憶テストの成績がよい。

   (4)海馬の萎縮が高度に進んだ人々では、言葉と記憶のテストに男女差がなかった。

   つまり、もともと女性はお喋りで、言語・記憶能力が男性より高いから、海馬の萎縮が中程度以上に進まないと認知症と診断されない恐れもあるわけだ。サンダーマン博士は「現在の言語記憶テストでは、女性の認知症はかなり症状が進むまで検出されない危険性があります。男女差を考慮した新しいテストを作る必要があります」と語っている。

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