2018年 11月 13日 (火)

「熊本への善意」がトラブルの元に 「支援物資」めぐり宅配窓口で起きている「混乱」

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   熊本地方などを襲った大地震による道路被害をうけ、ヤマト運輸、日本郵便が熊本県宛て荷物の集荷、配達を一時中止した。しかし、今なお全国各地の宅配便営業所、郵便局に支援物資を持ちこむ人は絶えない。

   そんな「善意の人」が、窓口職員とちょっとしたいざこざを起こした事例も報告されている。少しでも被災者の力になりたいという人々の思いが空回りする様子が浮かび上がってきた。

  • 「少しでも被災者の力になりたい」のはみんな一緒(画像はイメージ)
    「少しでも被災者の力になりたい」のはみんな一緒(画像はイメージ)

ツイッターには独りよがりの「善意」諌める声も

   「ご納得いただけないお客様もいらっしゃるようで...」――16年4月18日、ヤマト運輸の広報担当者はJ-CASTニュースの取材にこう話した。同社は 16日より、熊本県宛ての荷物の集荷、配達を一時的に中止している。18日17時30分現在、各営業所では支援物資含むすべての荷物の受け取りを断っている状況だ。

   しかし、そうした事情を知らない人は多いようだ。営業所に支援物資を持ち込み、職員に「受け取れない」と言われると憤慨。職員といざこざになってしまう例が本部に報告されている、という。

   真偽は確認できないが、ツイッター上でも16日、

「ヤマト運輸で働いてる友達が困ってます&悲しんでます。熊本宛ての支援物資を持った人が営業所にどんどんやってきてるそうです。荷受けを断られ『善意を踏みにじられた』と従業員に心無い言葉を浴びせて帰っていく人もいるそうです」

との投稿があり、18日17時30分現在までに2万5000回以上リツイート(拡散)された。

   この投稿に対し、

「頭を使って欲しかった」
「物事はよく考えることが大事」

と独りよがりの「善意」を諌める声が上がっている。

郵便局に来たり、コールセンターに問い合わせたり...

   また、4月16日から熊本県宛てのゆうパックの一時的な集荷、配達中止を発表している日本郵便も、広報担当者が「被災地への支援物資配達に関して、郵便局にいらっしゃったり、コールセンターにお問い合わせ頂いたりするお客様がおられます」と取材に明かす。

「郵便の輸送には高速道路を使います。しかし、現地の高速道路は使えないため、到着時間を読めない一般道での配達とならざるをえません。そうした交通事情を考慮し、熊本県宛てのゆうパックの集荷、配達中止を決めました。お客様にもそのようにご説明している最中です」

   一方、益城町や阿蘇市などを除いて18日から熊本県内への荷物配達を再開させた佐川急便の広報担当者は、取材に「そうした情報は今のところ入っていません」と話した。

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