2024年 4月 18日 (木)

コミケの異臭へ「秘策」ツイート 「鼻の下にメンソレータム塗りなさい」

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   有明・東京国際展示場(東京ビッグサイト)で毎夏恒例のコミックマーケットが、2016年8月12日から始まった。3日間開催で毎回55万人規模の入場者、3万5000を超える参加サークルがあるが、いつも問題になるのが男女を問わずオタクが放つ「異臭」。「蟹の酢漬」のような臭いが会場に充満し、時には目をやられ、息ができなくなるほどになるらしい。

   そうした中で、あるツイートが注目されている。対策として鼻の下にメンソレータムを塗ればいい、というのだ。

  • コミケの「悪臭」問題は未解決(写真は東京ビッグサイト)
    コミケの「悪臭」問題は未解決(写真は東京ビッグサイト)
  • コミケの「悪臭」問題は未解決(写真は東京ビッグサイト)

「風呂に入ろう」という啓蒙活動は無駄だった

   なぜコミケ会場は臭うかというと、まず、オタクは風呂と縁遠いとされる。ゲームやアニメに夢中になりすぎて風呂に入る時間を持てないか、疲れてその場で寝てしまう。必然的に服や下着を着替えない。そうした人たちが炎天下の中を会場に向う事になるわけである。始発電車で向かったり、禁止されている徹夜をしたりする組もいるため、入場までに何時間も待つことになり、また大汗をかく。徹夜組は毎回5000人ほどいるとされ、問題はトイレだ。野グソが見つかったという報告もあり「異臭騒動」が起こる。

   それだけではない。会場の外の炎天下で行列を作ったり、ブースとブースを施設の外に出て移動したりするため、日焼け止めクリームを塗る人も多い。さらに女性は汗の臭いを隠そうとキツメの香水をつけたりもする。仮設トイレの数も足りず、汚れた手を洗うために用意された水もほどなくして底を打つ。これらが発する臭いが、オタクが歩けないほどに詰まっている施設内に充満するわけだ。会場の熱気は凄まじく、湿度も高いため、13年8月11日には施設内に「コミケ雲」が発生したとして、ネット上に写真がアップされた。大量の汗が蒸発し上昇したものが、天井付近に設置されたクーラーで冷やされ、雲のように発達していった、というのだ。

   「異臭」で困っているのは会場に来ている人たちだけではない。会場に通じる鉄道、りんかい線(東京臨海高速鉄道)の利用客だ。急に車内の温度が上昇した感じがしてそちらを見たところ、美少女アニメが描かれた紙袋を持った集団が乗り込んでいた。

「コミケとは無関係そうな女性がハンカチで口と鼻押さえてる。そりゃー臭いですよね・・・こんだけオタク居れば」

などといったツイートも出るほどだ。

   そうした中、ネットで注目されているのが16年8月10日に出たこのツイートだ。コミケ前日には風呂に入ろうという啓蒙活動が何度となく行われてきたが無駄だった。臭う奴らはそんなものに目を留めない。

「啓蒙でなく自衛策を講じるのです...鼻の下にメンソレータムを塗りなさい... これは検視官が腐乱死体を検死するときにも使われます... 臭うやつは腐乱死体と同じ扱いです...」

   8月12日16時現在で、リツイートは4万5000を超えた。

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