2018年 11月 17日 (土)

リンパをスムーズに流して風邪予防 1日10分「呼吸法」を工夫しよう

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【主治医が見つかる診療所】(テレビ東京)2017年4月24日放送
「10歳若返るぞ!プロジェクト第6弾」

   「健康のためにリンパの流れを良くしよう」。しばしば耳にするフレーズだが、そもそもリンパって何だろう、どうすれば流れがよくなるのか、どんな健康効果が期待できるか、と素朴な疑問が頭に浮かぶ。

   番組の街角インタビューでは、リンパは関節周辺にあると答えた人が多かった。実は全身を巡っているのだ。

  • 東尾理子さんもリンパの流れに改善が必要かも(2015年7月撮影)
    東尾理子さんもリンパの流れに改善が必要かも(2015年7月撮影)

リンパ液は1日かけて体内を流れる

   信州大医学部の大橋俊夫医学博士によると、最新の研究でリンパが健康で若々しい体作りのためにとても大事な働きをしていると分かってきた。

   仕組みはこうだ。全身にはリンパ管が張り巡らされ、その中をリンパ液が流れている。体のところどころに、リンパ液がたまる「リンパ節」があり、わきの下や足の付け根に多く集まっている。

   リンパ節の中にはリンパ球がある。感染症になると、細菌やウイルスがリンパ液によって全身に運ばれる。リンパ節に来た時に、リンパ球が細菌やウイルスと戦うのだ。一方、健康なときはリンパ球を全身に流すことで、免疫力をアップさせて病気になりにくい体づくりに役立てられそうだ。

   血液の場合、約40秒で体内を一周する。一方リンパ液は1日をかけて、つま先から鎖骨の辺りまでをゆっくり巡る。しかも――。

循環器内科・秋津壽男医師「リンパは自分の力では流れないんですよ」

   全身の力を抜いている状態だとほとんど動かない。手首や足首といった固い関節周辺も、流れが悪くなる。優しく押して、流れを円滑にすると良い。

   自分のリンパの流れはどんな状態か、簡単にチェックできる7項目がある。

(1)昼間眠くなることが多い。
(2)風邪をひきやすい。
(3)肌のかさつきやくすみが気になる。
(4)口内炎になると1週間以上治らない。
(5)汗をかきやすいが水分はあまりとらない。
(6)座りっぱなしの時間が長い。
(7)お風呂は入浴よりもシャワーで済ますことが多い。

   ゲストの虻川美穂子は5個、井森美幸は4個、東尾理子は2個が「イエス」だった。2個以上が該当した場合、リンパの流れが悪くなっている可能性がある。

大橋博士「リンパは夜流れる。睡眠時間が短い方は、リンパの流れが十分ではない」

ヘソ周辺を押しながら10秒以上かけて息を吐く

   リンパの流れを改善する方法として大橋博士が提唱するのが、腹式呼吸だ。

   腹部に、リンパ節の中でもひときわ大きく膨らんでいる部分がある。「乳び槽」という袋状のもので、リンパ液の約8~9割がたまっている。腹式呼吸で体内に圧力を加えると乳び槽が刺激され、リンパ液が体内に流れていく。

   「大橋式腹式呼吸」は簡単だ。まず仰向けに寝て、へそあたりに両手を置く。7~8秒程度で腹を意識しながら息を吸ったら、10秒以上かけてゆっくり吐きだす。その際に両手でヘソの辺りを押すのが大切だ。これを1日10分程度行う。腹式呼吸を始める30分前にコップ1杯の水を飲むと、リンパ液がより流れやすくなって効果的だという。

大橋博士「ただし継続です」

   風邪をひかない体づくりのために、3週間は続けたい。

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