2018年 11月 15日 (木)

ガセリ菌SP株にRSウイルス感染の防御効果

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   雪印メグミルクはこのほど、同社が保有するガセリ菌SP株が、乳児期の肺炎や細気管支炎などを引き起こすRSウイルスに対して感染防御効果があることを明らかにした。

   ガセリ菌SP株は、日本人由来のプロバイオティクス乳酸菌。同社の製品に使われている。

雪印メグミルク保有のプロバイオティクス乳酸菌

   同社はこれまでに、ガセリ菌SP株をマウスに経口投与することにより、インフルエンザAウイルス感染後の生存率が上昇し、肺におけるウイルスの増殖が抑制されることなどを報告。同ウイルスと同様の増殖機構を有するウイルスに対しても増殖抑制効果を示す可能性があると考え、RS ウイルス感染防御効果の評価を研究の対象にしたという。

   ヒト喉頭がん由来細胞にRS ウイルスを感染させると、細胞内でRS ウイルスが増殖し、感染に対抗して免疫力を高めようとする動きが見られたのに対し、ガセリ菌SP株を添加して培養した細胞では、RS ウイルスの増殖が抑えられ、通常以外の動きも抑制された。

   マウス肺由来細胞を用いた場合にも同様に、ガセリ菌SP株の添加によりRSウイルスの増殖が抑制された。

   マウスへのRSウイルス感染試験を行ったところ、ガセリ菌SP株を摂取しない群では感染に伴い肺でのRSウイルスの力価が増加して体重が減少したのに対し、ガセリ菌 SP 株を経口摂取した群では RS ウイルスの力価の上昇が強く抑えられ体重が増加することが分かった。

   これらの結果から、ガセリ菌 SP 株には、RS ウイルスに対する感染防御効果を有することが示唆されたとしている。

   RSウイルス対策は、世界的な公衆衛生上の重要な課題の一つという。

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