2024年 5月 1日 (水)

稀勢の里に早くも「休場すべき」の声 進退問題になりかねない?

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   横綱・稀勢の里が名古屋場所で序盤戦から苦しんでいる。2017年7月11日の3日目終了時点で1勝2敗。

   単に勝敗数だけでなく、2場所前に負った左腕付近のけがの影響を感じさせることから、すでに「休場」を望む声が角界からも飛び出す。

  • 横綱・稀勢の里(画像は日本相撲協会ウェブサイトから)
    横綱・稀勢の里(画像は日本相撲協会ウェブサイトから)
  • 横綱・稀勢の里(画像は日本相撲協会ウェブサイトから)

「なかなか力が出ないかもしれない」

   休場明けで臨んだ2017年の名古屋場所、稀勢の里は7月11日の3日目に前頭2枚目の栃ノ心に敗れて2敗目。立ち合いから左の下手、直後に右前まわしを取られた稀勢の里は、得意の左を攻めようとするも入り込めず、逆に上体を起こされた。直近3度の対戦で1勝2敗と決して得意とは言えない相手ではあったが、良いところなく寄り切られた。

   NHKの中継で解説した春日野親方(元関脇・栃乃和歌)は取り組み前から、「(稀勢の里の体を)見ると、胸と肩の間の筋肉が力を入れるとへこみますよね。これは(筋肉が)切れている証拠。なかなか力が出ないかもしれない」と、春場所で負った左大胸筋と左上腕二頭筋の傷の影響を懸念していたが、これが的中した。

   高砂親方(元大関・朝潮)は12日付の日刊スポーツで栃ノ心戦を振り返り、「敗因がケガの影響であることは明らかだ。ならば万全な状態に戻して出る、そのために休むと割り切って決断しても誰も責められない」と稀勢の里に休場を促した。

   藤島親方(元大関・武双山)はより厳しい見方をした。同日のサンケイスポーツで「上体だけで差しにいっている。左腕の状態うんぬんではなく、稽古そのものが足りないのではないか」と、けが以外の不調の原因を推測し、「休場も致し方ないだろう」との立場だ。 稀勢の里が3日目までに2敗したのは大関時代5年間(12年初場所~17年初場所)でも3場所しかない。もとより、先の夏場所では「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷で約1か月の通院加療を要する」との診断書を休場した11日目の5月24日に日本相撲協会へ提出しており、この名古屋場所に万全で臨めるかは微妙なところだった。

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