2024年 5月 7日 (火)

ご当地に行かないと入手できない マンホールカードの魅力とは

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

「#マンホール」検索で15万件ヒット

   マンホールの多種多様なデザインにはかねてから愛好家がおり、SNS時代の昨今は写真に撮ってアップロードするユーザーも数多い。インスタグラムでは「#マンホール」の検索で15万件以上ヒットし、ご当地ものを収めた写真が大量に見つかる。

「ご当地マンホールは観光として土地を訪れた記念になります。それをカード化することで、ペナントと同じような感覚で、物として手元に置いておける楽しみができます。実際、カード発行枚数全体の約6割はその都道府県外の人に配布されています」(山田さん)

   誕生の経緯として「もともとは下水道をPRし、興味関心を持ってもらうために企画したものでした」と明かす。

「汚いというイメージが先行する下水ですが、下水が止まれば当たり前と思っている生活はできなくなります。その大事さを知ってもらい、下水道の管理や事業への理解を得ようとしたのですが、真面目に下水の説明をしても聞いてもらえません。そこで生活に身近なマンホールを活用して興味をもつきっかけにしてもらおうと考えました」(同)

   ただ「これほどの反響が出るとは予想していませんでした。参加自治体や発行枚数は5年くらいを見込んでいた数字に1年半足らずで到達しました」と驚いている。その理由を「近年の地方活性化の流れや、外国人観光客も大都市だけでなく地方都市へ訪れるようになりつつある流れ、そういった地方の魅力を向上しようという時勢にマッチしたのではないかと考えています」と分析。その上で「多くの人に末永く楽しんでもらえれば嬉しい限りです」と話していた。

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