2018年 8月 18日 (土)

「行司がパニック起こしてどうする」 志らく、八角コメントにツッコミ

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   京都府舞鶴市で行われた大相撲の春巡業で、土俵であいさつ中に倒れた多々見良三市長(67)を救命していた複数の女性に、日本相撲協会の行司が土俵から下りるよう場内アナウンスをした問題で、落語家の立川志らくさんは2018年4月5日放送の情報番組「ひるおび!」(TBS系)で、「行司がパニックを起こしてどうするんだ」とコメントした。

   この問題をめぐっては、協会の八角理事長(元横綱北勝海)が「行司が動転して呼びかけたものでした」と発表している。

  • 両国国技館
    両国国技館

「行司は常に冷静でいなければならない」

   日本相撲協会は4日夜、八角理事長の名義で謝罪文を発表。「応急処置のさなか、場内アナウンスを担当していた行司が『女性は土俵から降りてください』と複数回アナウンスを行いました」と事実関係を認め、「行司が動転して呼びかけたものでしたが、人命にかかわる状況には不適切な対応でした。深くお詫び申し上げます」と謝った。

   5日放送の「ひるおび!」では、同日付の日刊スポーツ紙面の記事内容を引用し、場内アナウンスの経緯を説明。一部の観客から「なぜ女性が土俵に上がっているんだ」との指摘があり、アナウンス担当の若手行司が「女性の方は土俵から下りてください」と繰り返したという。

   これについて、番組コメンテーターの志らくさんは

「これはおかしいですよね、どう考えてもね。行司がパニックを起こしていた、と理事長はおっしゃっているけれども、行司がパニックを起こしてどうするんだ。行司は常に冷静でいなければならないのに」

と批判した。

「だってたとえば、あの娘さんか誰かがいたら、絶対に上がりますよ。『女だからダメ』って言われたら、『ふざけんな』ってなりますよね」

男性の医療関係者を呼ぶべきだった?

   番組では、古くから女性が土俵に上がることを禁じる「女人禁制」は大相撲の慣例であるとフリップで解説した。さらに元NHK解説副委員長の鎌田靖氏が、当時の太田房江・元大阪府知事が2000年、歴代府知事が春場所歴代優勝力士に渡してきた「大阪府知事賞」を土俵上で授与したいと要望したが、実現しなかったなどと説明。その上で

「(八角理事長のコメントとは)ニュアンスが違います。今回は緊急事態だったわけで、例外的に認める。これは当然だろう、ということだと思います」

とコメントした。

   「女人禁制の問題、伝統があるから守り続けるのか、現代にはそぐわないのでやめてしまうのか、議論があると思います」とした上で、

「今回はそれと違う論点もあると思います。最近は巡業で、女の子が子ども相撲に参加して、土俵に上がっている。仮に原則にのっとるならば、男性の医療関係者を万一に備えておく必要があると思いました」

と持論を述べた。

   一方、志らくさんは女人禁制をめぐる議論に「授与の時とかは、関係ないのじゃないですかね、子ども相撲で上げているくらいだし」とコメント。「相撲協会をこれ以上非難してもかわいそうだけれども」とした上で、

「行司が言ったことが問題ですよ。普段からちゃんと教育していないということ。教育していれば、いくら慌てようが何であろうが、(こう)言うはずでしょ。『今は人命救助です。そんなこと言っていられません。女性の方でも、医療関係の方は上がって、助けてください』と」

と主張していた。

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