2024年 4月 26日 (金)

イルカのハニーを助けて! 閉鎖水族館に残され、「譲渡先早く決めてあげて」

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銚子市「連絡がつかないが、どうこう言えない」

   しかし、その回答を見ても、何か進捗がうかがえるような情報はなかったという。

   東代表は、マリンパーク周辺の道路からハニーの様子を観察することができるとして、最近の様子についてこう話した。

「背中の傷は、ほとんど消えている状況です。水も、一番酷かったときほど濁ってはいません。でも、1匹だけで仲間もいないのは、群れで暮らすイルカにとってよくないでしょう。ゆくゆくは、専門知識があり、自然の海の環境に近い海外のサンクチュアリに受け入れてもらいたいと思っています」

   銚子市の観光商工課は、マリンパークとのやり取りに困っている現状を取材に明かした。

「4月までは、譲渡先を探して相手方と交渉していると聞いていましたが、それ以降は、連絡がつかなくなっています。現地も、『私有地につき立ち入り禁止』とロープが張ってあって、中に入れません。イルカやペンギンは、目視できますので、生きているのを確認してはいます」

   千葉県は、月1回立ち入り調査しており、8月に入って市が県に確認したところ、傷は治ってきており、きちんと飼育もされていると聞いたという。

   「ハニーを助けて」と訴えるはがきは、次々に届いており、メールも含めると数百通もあると明かした。しかし、市では、「マリンパークは民間の施設になりますので、市からはどうこう言える立場ではないです」と苦悩を明かしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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