2024年 4月 25日 (木)

「私が三億円事件の実行者です」 自称犯人の告白が「小説家になろう」に...信憑性は?

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白バイの「真相」とは?

   その内容はどのようなものか。

   筆者である「白田」は、実際に事件の有力容疑者とされた「少年S」(父が白バイ警官だったため捜査線上に浮上も、直後に自殺。作中では「省吾」と呼ばれている)の友人だと名乗る。

   学生運動に挫折した白田は、その過程で思いついた「現金輸送車を襲う」というアイデアを親友の「省吾」に持ちかける。2人は協力して計画を練るが、省吾の恋人「京子」をめぐる三角関係もあって、白田は省吾への不信を募らせるように。最終的に、彼を出し抜いて京子と2人で計画を決行、ジュラルミンケースに省吾の父の警察手帳を残して逃亡する――というのが、語られる「真相」のあらましだ。こうした経緯や、その間の筆者の心情が、もう一人の女性「三神」との恋愛なども交えながら語られる。

   ツイッターでは、

「なんか今んとこ本当っぽいんだよなー」
「発煙筒の着火法やジュラルミンケースの中の遺留物に関してもしっかり押さえてたから マジなのかなー」
「本当に本人なのかな」

など、「もしかして......」と期待をかける人もいる一方、「明らかに嘘くさい」と不審がる向きも。確かに、その文体はいかにも小説調で、また当時の写真のような「物証」もなし。ネット上には描写のつじつまの合わなさを指摘する声もあり、その意味ではどうしても眉唾感は否めない。一方で「昼から夢中で読んでしまった」「本当かどうかは分からんけど面白い」など、真偽はともかく「読み物」としては興味深い、という声も少なくない。

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