2018年 11月 18日 (日)

台湾の脱線事故車両は日本製 「比較的高速のカーブ」可能なタイプだったが...

印刷
独自成分T21配合!日清食品のアレルライトハイパー。今だけ...

   台湾東部の宜蘭(イーラン)県で2018年10月21日午後に起きた脱線・横転事故では、乗客366人のうち少なくとも18人が死亡し、171人が負傷した。

   事故を起こした特急電車「プユマ(普悠瑪)号」の車両は、日本で製造された「TEMU2000型」で、カーブも比較的高速で通過できるタイプの車両だった。事故の原因は調査中だが、台湾では今回の事故を含めて、ここ2年で7回の脱線事故が起きている。車両や線路のメンテナンスの問題など、様々な観点での検証が必要になりそうだ。

  • 脱線・横転事故では少なくとも18人が死亡した(台湾・国防部軍事新聞通信社ウェブサイトから)
    脱線・横転事故では少なくとも18人が死亡した(台湾・国防部軍事新聞通信社ウェブサイトから)

台湾東部はカーブが多い在来線への依存度が高い

   事故が起きたのは宜蘭線の新馬駅。台湾メディアが報じた事故の瞬間の映像では、かなりのスピードで右カーブに突っ込み、そのまま横転していることがわかる。全8両が脱線し、5両が横転した。台湾当局は10月22日午前の記者会見で、事故発生の30分前から、運転手から「機械の故障が起きた」と連絡を受けていたことを明らかにした。何らかの原因でスピードが落ちなかった可能性があり、複数の台湾メディアは自動列車制御装置(ATC)が切られていた疑いを指摘している。

   台湾では、西海岸には高速鉄道が開通しているが、東海岸の交通はカーブが多い在来線への依存度が高く、比較的スピードを落とさずにカーブを走ることができる日本製の車体傾斜式車両が重宝されてきた。07年には、JR九州の「白いかもめ」885系をモデルにした「TEMU1000型」が「タロコ(太魯閣)」号として運行を開始。太魯閣号は主に台北-花蓮を結ぶが、花蓮以南を走る普悠瑪号向けに導入されたのが、今回事故を起こした「TEMU2000型」だ。12年から納入が始まり、13年に運用開始。追加発注分と合わせて152両(19編成)が活躍している。

脱線事故の多くが東部・花蓮で起きている

   中央時報によると、今回の件を含めて、脱線事故は2年で7件も起きている。今回を含めて、そのうち2件が普悠瑪号によるものだが、様々な種類の列車で事故は起きている。17年10月24日に、台東発樹林行きの普悠瑪431号が、花蓮市の三民駅を通過中の2~6号車が脱線。けが人はいなかった。16年6月5日には、?光651号が東竹駅(花蓮県)と富里駅の間で脱線したが、けが人はいなかった。16年6月22日、自強307号が富源駅(花蓮県))と光復駅の間で脱線し。乗客200人のうち2人が負傷した。

   その原因は、高温によるレールの変形や、ポイントの動作不良、台車の不良など様々だ。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
転職
20代の転職で一番大事なこと プロが「能力」より「素直さ」と断言する理由

「未曽有の人手不足」と言われる昨今、活況が続く現在の転職市場では、20代の若手人材に対する需要も以前とは比べものにならないほどだ。とはいえ、転職を成功させるために十分な準備が必要であることは変わらない。

PR 2018/10/31

ad-kyouryoku-kaidan2.png
秋の夜長に「最恐怪談」はいかが?

この秋、「最恐怪談」が、さらにパワーアップして帰ってきました。赤羽の地に集まったのは、怪談界でも指折りの3人の語り部たち。今宵は、背筋も凍る、このお話からお聞かせしましょう......。

PR 2018/10/9

姉妹サイト
    loading...

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中