2019年 4月 25日 (木)

関西人の「知らんけど」は許せる? 心理学者に「多用する理由」を聞いてみた

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   「知らんけど」――。関西出身者が会話の語尾に使うこの言葉をめぐり、インターネット上でちょっとした議論となっている。

   関西とゆかりの無い人から、否定的な意見が寄せられたためだ。

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「バカにされてるみたいで、不愉快です」

   Q&Aサイト「発言小町」で2018年11月28日、「知らんけど」の使用に疑問を呈す投稿があった。

   投稿者は、真面目に話を聞いていたにもかかわらず、最後に「知らんけど」を添える人がいると指摘。「自信がないとか聞きかじりで不正確かもしれない情報なら、最初に断り入れませんか?」と不快感をにじませている。

   投稿には12月6日現在で115件の返信があり、賛否両論だ。賛同者からは、

「わかる!(主人が)『あの辺りは治安が悪い』と私に言ってくる。その後に、『知らんけど』と。『なら、言うな!』と突っ込みたくなりますよ」
「会話の最後に頻繁に『知らんけど』とだけつけられると、なんかバカにされてるみたいで、不愉快ですよね。軽い雑談なら、お互いに不確かな情報もあることや、そこまで真剣じゃないと分かっているから、敢えて『知らんけど』付けなくて良いよ!逆に真剣に話している時なら、『知らんけど』って言い回しはないでしょ!と、どちらにもイライラする」

といった声が上がった。一方、関西出身者とみられる人からは、

「ごめんなさいね~。それ、関西人の定石なんです」
「必ずしも嘘をついているとか、不確実な事を言ってるわけじゃありませんよ」

と理解を求めている。

心理学者2人の見解は?

   臨床心理学者で一般社団法人「こころぎふ臨床心理センター」(岐阜市)センター長の長谷川博一氏は12月6日、J-CASTニュースの取材に、「知らんけど」をこう解説する。

「前に述べたことが『確定的でない』『伝聞情報である』と、自分の発言の信憑性について責任を回避することが考えられます。また、『他人事である』のをアピールする場合にも使われるようです」

   「知らんけど」を頻繁に使う人の特徴としては、「物事を大袈裟に言い、多弁な傾向にあるでしょう。自信に乏しい人も用います。大阪では、大袈裟に言ったり、尾ひれをつけて言ったりする風土があり、これが頻出の要因の一つかと思われます」と分析する。

   発言小町での返信では、「せめて冒頭で『知らんけど』を言ってほしい」との要望があったが、「最初から話すと、聞く人の注目度が下がるので、好まれません」(長谷川氏)

   自身も関西出身で、「知らんけど」を使っている関西学院大学文学部の三浦麻子教授(社会心理学)は、「なんや、知らんのかいな!」とツッコミを期待して使う場合もあるという。

「関西人は、と一般化したいわけではないですが、コミュニケーションを『楽しむ』際に多用されるとも思いますので大目に見ていただければ私としてはありがたいです」

(J-CASTニュ-ス編集部 谷本陵)

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