息子と友達のゲーム機破壊し「自業自得」 写真付きブログ炎上でIT社長謝罪

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   「息子に騙され、友達の分も含めて、ゲーム機3台を壊した」。IT企業社長の男性が1年前にこう書いたブログがツイッターで紹介されて、疑問や批判が相次ぐ炎上状態になっている。

   男性は、炎上に気づいてブログを削除し、その後、ブログを再び更新して事情を説明し、「確かにやりすぎた」と謝罪した。

  • ゲーム機破壊、子供はどう感じた?(写真はイメージ)
    ゲーム機破壊、子供はどう感じた?(写真はイメージ)
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友達から借りたゲーム機も壊し、新品を渡す

   この男性は、芸能人のブログなどもプロデュースし、自らの著書がテレビなどでも紹介されたとプロフィール欄で自己紹介している。

   炎上したのは、「任天堂スイッチを3台、壊しました」と題した2018年12月7日のブログだ。

   「小学生の息子ふたりに騙されました」と書き出し、その経緯をつづった。

   それによると、男性は、平日はゲームを禁止し、息子2人のニンテンドースイッチ2台を金庫に入れている。にもかかわらず、2人は、友達から「ダミーのスイッチ」を借りて金庫に仕舞い、毎日、夜遅くまでゲームをしていたという。

   2人は、何度も別の方法で騙そうとしていたこともあって、男性はキレてしまい、報復として、友達の1台も含めて3台を割るなどして破壊した。友達のゲーム機が壊されれば効果があると思ったという。「子供達は、泣き叫んでましたが、自業自得です」とし、破壊後の写真もブログにアップされている。

   その後、友達の親に電話して謝罪したうえで、新品を渡したという。とはいえ、男性は、友達について、「平日ゲーム禁止って解ってて、貸しているので同罪です」としていた。

   このブログが1年経った19年12月14日ごろに、ツイッターで批判的に取り上げられた。すると、ブログのコメント欄などにも非難が相次いで炎上した。

   「何で壊す必要があるの?」「なんか...子どもが可哀想で仕方がないな」「お子さんが大好きなゲームについて、もっとよく知ってください」などと書き込まれ、遊び時間を決めて設定できるゲーム機の機能「みまもりスイッチ」を紹介する向きもあった。

「データや思い出があることに、考え至らなかった」

   特に、友達の所有物を壊したことへの非難は強く、「思い出のあるswitchを他人の親に壊されたんだよ」「子供の友達の物を壊すほど教育上悪いものない」といった声が寄せられている。

   一方で、「見せしめにはなる」「子供が気持ちを切り替えるきっかけとなるからいい」と理解を示す向きも一部であった。その後、ブログは削除されている。

   男性は、12月16日になって、削除した日のブログに代わって、謝罪文をアップした。

   そこでは、15日の夜にネットで話題になっていることを知り、「一晩寝て、いろいろ考えて、確かにやりすぎたと、一年前の事ですが後悔しております」と明かした。息子たちにゲーム機を壊したときの気持ちを聞くと、「俺たちが、6割、悪い!でも、パパも4割、悪い」と言われた。そこで、男性は、「あの時は、やりすぎた。ごめんね」と2人に謝罪したという。

   ブログに書いたことについても、「今回の件は、大変、反省しました。申し訳ございません」と謝罪した。

   この男性は16日、J-CASTニュースの取材にも答え、「多少、亭主関白なところがあり、子供たちに強く言うことはあります。しかし、殴ったりする暴力は100%ありません」と虐待があることは否定した。

   息子の友達のゲーム機を壊したことについては、こう話した。

「友達の親に『申し訳ありません』と言ったところ、『うちの子も悪かったんで』と言われました。勝手に貸して迷惑をかけたという意味だったと思います。しかし、データや思い出があるものを壊した、というところまで考えが至りませんでした。今回のことは、とても勉強になりました。このような機会をもらえたことは、むしろよかったと思っています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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