2021年 9月 23日 (木)

007も大喜び? トヨタが「往年の名車」部品を復刻

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「車両のオーナー様のみ」への販売

   走りの性能はどうだったのか。トヨタ2000GTの最高速度は220キロで、トヨタは「当時の欧州のスポーツカーに並んだ」と説明する。この高速性能を裏づけるため、トヨタはスピードトライアルに挑戦し、3つの世界記録(1万マイル、1万5000キロ、72時間)と13の国際記録を樹立したが、モータースポーツでの活躍はいまひとつで、日産スカイライン2000GT‐Rのような「伝説」を残すことはできなかった。

   とはいえ、トヨタ2000GTは生産台数の少なさに加え、当時、日本が舞台となった映画007シリーズ「007は二度死ぬ」のボンドカーに採用されるなど話題を呼び、「トヨタの名車」として記憶されることになった。

   今回、復刻する部品はギヤ、ガスケット・オイルシールキット、ファイナルギヤセットなどトランスミッションとデファレンシャル関係の部品が中心となる。

   トヨタは「2000GTの車両の希少性、部品の転売を防止する観点から、車両のオーナー様のみ、かつ車両当たり数量制限付きでの販売となる」と説明する。そんな「殿様商売」ができるのも、トヨタ2000GTだからだろう。

   トヨタは8月1日以降、準備が整った部品から詳細情報を専用サイトに公開し、オーダーの受付を始めるという。

   生産終了となった人気モデルの部品を自動車メーカーが復刻する動きは、マツダが2017年12月、初代ロードスターのレストアサービスを始めたのに続き、ホンダがビート、日産がスカイラインGT‐Rなどで行っている。トップメーカーのトヨタがスープラに続き、少量生産の2000GTにもレストアサービスを拡大することで、好きなクルマを長く楽しむ自動車文化が欧米同様、日本にも根付くことへの期待感も寄せられている。

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