2024年 4月 27日 (土)

「残っているもの、まだあるじゃん」 右手と両足を事故で失った男が、絶望の中で得た気づき

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自分の可能性に気づくことと、その可能性を信じること、そしてチャレンジすること

   何事においても大事なのは、自分の可能性に気づくこと、その可能性を信じること、そしてチャレンジすること。左手を使いこなせるようになった今、そう強く思います。

   ネガティブに「自分なんて...」と責めてしまう人もいます。それは、自分の可能性に気づけていないのかもしれないし、自分を信じることができていないのかもしれません。「良いところ」「得意なこと」「できること」は何か。そうやって自分自身に向き合うと、新しい自分を見つけられます。

   僕は事故直後「もう自分はこの世に存在しなくていい人間だ」と思い詰めました。それが、左手1本の存在に気づいたことで、急に希望を持てるようになりました。限界を決めるのは早かったんです。

   今でも、まだまだ僕には可能性があるし、もっとできることがあると信じています。だからYouTubeやSNSの運用も、メディア出演も、もちろん仕事や遊びもポジティブにできています。

   僕のように手足を失った人はもちろん、両手足があって五体満足の人にも声を大にして言いたいのは、みんな無限の可能性を持っているということです。誰しも人と比べて落ち込んでしまうことはどうしてもあります。でもそれは、自分にないもの、失ったもの、劣っているものを気にしてしまうからではないか。自分自身の可能性に気づいてほしい。そして信じて向き合ってほしい。自分を見失わないでほしいです。

(構成:J-CASTニュース編集部 青木正典)

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