清原和博の「男気」は本物だった 危険顧みず人命救助...事故現場での行動に称賛相次ぐ

   現役時代に西武、巨人、オリックスでプレーし、現在はユーチューバーなどの活動をしている清原和博氏が、沖縄で人命救助を行ったことが話題になっている。

• 
  清原和博氏（写真：Motoo Naka/アフロ）

「まさか人命救助をしているとは」

   報道によると、2022年2月23日正午ごろに那覇市内の沖縄セルラースタジアム那覇に近い明治橋交差点付近で乗用車と大型スクーターの接触事故が発生。この事故現場を車でたまたま通りかかった清原氏が友人２人と人命救助を行った。

   清原氏は大型スクーターを運転していたと見られる男性が路上で倒れていることに気づいて友人と担ぎ、安全なところに移動。さらにバイクの破片を取り除き、交通整理を行ったという。

「交通量の多い場所で、当日は雨が降っていたため視界も悪かった。その中で人命救助は危険が伴う行為なのに勇気が凄いです。あの日は清原さんは中日の2軍のキャンプ地の読谷に来るという情報が流れていたのですが、なかなか来なかったのでどうしたのかなと思ったのですが、まさか人命救助をしているとは。びっくりしましたね」（スポーツ紙記者）

「指導者復帰」に期待の声

   清原氏は救助活動後に予定時間より大幅に遅れて14時48分、中日の二軍キャンプ地の読谷村に到着。ＰＬ学園の後輩の片岡篤史二軍監督を激励した。

「前日の22日もPL学園の後輩の中日・立浪和義監督の激励に、1軍のキャンプ地である北谷を訪れています。若手の有望株で長距離砲の石川昂也に助言を送ったり、ビシエドのロングティーを真剣なまなざしで見つめるなど野球に対する思いがひしひしと伝わってきました。

解説を聞いていても、清原さんの打撃理論は的確で個々の選手に寄り添った指摘をする。球界復帰に反対の声もありますが、いつかはユニフォームを着て指導者として戻ってきてほしいですね」

   　清原氏はグラウンドが最も似合う。そう感じた野球ファンは多いのではないだろうか。（中町顕吾）