ラケット破壊の韓国選手に「礼儀も知らないのか」「度が過ぎた」 各国で批判、本人は謝罪【アジア大会】

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   中国・杭州アジア大会のテニス男子シングルス韓国代表クォン・スンウ(25)の「マナー違反」を韓国メディアが「度が過ぎる」と酷評した。クォンは2023年9月25日に行われた男子シングルス2回戦でカシディット・サムレジ(タイ)に1-2で敗れた。クォンの世界ランキングは112位でサムレジは636位だった。

   韓国メディア「OSEN」(WEB版)によると、ウォンは試合後、ラケットを怒りに任せてコートに6回叩きつけて破壊。握手を求めてきたサムレジを無視し、審判にも挨拶をしなかった。

  • ラケットを破壊し批判を受けるクォン選手(写真:AP/アフロ)
    ラケットを破壊し批判を受けるクォン選手(写真:AP/アフロ)
  • ラケットを破壊し批判を受けるクォン選手(写真:AP/アフロ)

「国家代表資格をはく奪するべき」

   クォンの行為に対して会場のファンからブーイングが上がり、中国のSNSではクォンの検索ワードが上昇し、「韓国選手は礼儀も知らないのか」「無名選手に負けて怒っていた」などのコメントが寄せられたという。

   同メディアでは「国内世論も冷たい」と指摘。国内では「クォンが韓国国旗をつけて国家代表として出場した試合で度が過ぎた」との反応が多く、「国家代表として最低限の礼儀を守らなければならなかった」と批判的な論調で伝えた。

   クォンの行為は韓国においてアジア大会最大の話題となり、金メダルを獲得した選手よりも注目されたとし、世論を意識したクォンは26日にサムレジ陣営を訪れ謝罪したという。同日にインスタグラムを更新し、サムレジとファンに対して謝罪の意を表した。

   「サムレジ選手との試合終了直後に、代表選手としてやってはいけない軽率な行動をしてしまいました。代表チームの試合を応援するすべての国民の皆さんと、競技場にいた観客の皆さんに心からお詫び申し上げます」とし、「国を代表する代表選手としての重みを深く考え、責任感のある選手になれるように反省し、すべての行動に慎重を期します」などのコメントを投稿した。

   クォンの投稿に対してファンの反応は冷ややかで、OSENは「1度冷えた世論は取り返しのつかない状況だ」とし、インターネットでは「国家代表資格をはく奪するべき」「懲罰を追加するべきだ」などの声が上がっているという。

   記事では、「クォンに対する世論が悪化し続ければ、韓国体育会とテニス協会はこれを重く受け止め懲戒を積極的に検討するしかない」とした。

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