2024年 4月 30日 (火)

AIを仕事で使うと後ろめたさを感じる人たち 「自分の価値や貢献が疑問視されるかも」と不安に

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   Z世代の約36%がAI(人工知能)を使って仕事をすることに罪悪感――。そんな調査結果を、米国の論文執筆サービス・EduBirdie(エデュバーディー)が発表した。対話型AIサービス「ChatGPT」に依存しすぎることで、自分の頭で考える能力を失うとの懸念の声があったという。

   NTTドコモなどに勤務経験のある、大阪大学先導的学際研究機構・栄藤稔教授に詳しい話を聞いた。戦略的思考や独創的なアイデア、学術的な洞察力、芸術的な表現力を駆使する職業に就く人が、中途半端にAIを使うと後ろめたさを感じるだろうと指摘する。なぜだろうか。

  • 人工知能(写真はイメージ)
    人工知能(写真はイメージ)
  • ChatGPTの利用に対する心配(EduBirdie公式サイトより)
    ChatGPTの利用に対する心配(EduBirdie公式サイトより)
  • AIを使うことで後ろめたさを感じる人たち
    AIを使うことで後ろめたさを感じる人たち
  • ChatGPT
    ChatGPT
  • AIと対話しながら思考を深めることが大切
    AIと対話しながら思考を深めることが大切
  • 人工知能(写真はイメージ)
  • ChatGPTの利用に対する心配(EduBirdie公式サイトより)
  • AIを使うことで後ろめたさを感じる人たち
  • ChatGPT
  • AIと対話しながら思考を深めることが大切

記者、映像クリエイター、学者、弁護士

   前出のエデュバーディーの調査結果は、2024年1月24日に発表。Z世代2000人を対象に、ChatGPTなどのAIを仕事でどのように活用しているかなどを調べたものだ。AIを使うメリットが示された一方、先述したような懸念を抱く声や、批判的思考能力の低下を心配する声もあった。

   栄藤氏によれば、自らの知的・創造的な能力を売りにする職業は、プロフェッショナルとしての自立性や独自性を重んじるため、部分的にAIに頼ることに「自分の価値や貢献が疑問視されるかもしれない」との不安を抱くことになるという。

   こうした職業にあたるのは、ライターや記者、デザイナー、イラストレーター、音楽プロデューサー、映像クリエイターなどだ。研究者や学者といった研究・学術関連の職業や、弁護士やコンサルタントなどの専門的な知識・スキルを要する職業に就く人も、罪の意識を感じる可能性が高いという。

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