2025年7月20日に投開票された参院選で、東京選挙区から立候補した地域政党「再生の道」新人の吉田あや氏（40）の落選が確実だと報じられた。同党・石丸伸二代表が同日夜に記者会見を開き、候補者などに対する感謝を伝えた。また、「受け止め」に関する記者の質問が連続して苦言を呈する場面もあった。「結局、最後が『受け止め』になっている」会見の冒頭で、石丸氏は、同党に投票した有権者やボランティア、立候補者10人、事務局のメンバーなどに対し、「全員に改めて心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。「再生の道」は今回が初の国政選挙だった。その後、石丸氏は、「まだ情勢が確定していない段階なので、私からこれ以上何を言うというのも難しいんですけれども、聞いてもらった方がスムーズかなと思うのですが、よろしいですか」と述べ、記者からの質疑応答に入った。1人目は、情勢の報道に対する受け止めと選挙戦の振り返りを尋ねた。この質問に対し、石丸氏は、「選挙の結果に一喜一憂するのはどうなんだろう」ということがポリシーだとし、次のように述べた。「擁立した立場に立てば、『勝てば嬉しいし、負ければ悲しい』のは当然のことで、それ以外の感情は湧いてこないと思います。なので、『どう受け止めていますか』と聞かれた際には、有権者の、今回であれば国民の意識が可視化された、そのように事実をお伝えしています」次に、選挙戦を振り返った。まず、「出来ることはしっかりと全部出来たなと思います」とコメント。また、初めての選挙に臨んだ吉田氏について「相当なプレッシャー」があっただろうとしつつも、選挙を戦い抜いたことを称賛した。「我が党でありながら、大変な敬意を覚えた次第です」。2人目は、新興政党が既存政党に健闘している状況の中で「再生の道」の情勢に対する受け止めを聞いた。これに対し、石丸氏は、「結局、最後が『受け止め』になっているので、同じ答えに行きついてしまいそうなんですけど...。もうちょっと差分を強調して質問してもらっていいですか」と返答した。記者は、新興政党が躍進するチャンスでもあったのではないか、と改めて質問。石丸氏は次のように答えた。「議席を目指すのはもちろんなんですけれども、あらゆる手段を使ってというふうには作戦を立てていません。すなわち、よくある参院選の戦い方、選挙区に何人か立て、そこを支柱にして比例票を集めていく。これ選挙の常道だと思うんですが、それをあえて取らなかったというところが『再生の道』のほかとの違い、強いて言えば、そこかなと思います」
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