参院選で動向が注目されていた参政党は東京・市ヶ谷に開票センターを設け、投票が締め切られた2025年7月20日20時過ぎ、神谷宗幣代表が会見場に姿を見せた。目標に掲げていた20議席は「なかなか難しいかもしれない」とする一方で、「当初予定していた6議席よりは、明らかに多くの票、議席をいただけるのではないかという手ごたえ」を感じている、と話した。参政党は、神谷氏の発言や、掲げている政策が批判されることも多かった。こういったことが「逆に党員さんたちの心に火をつけた」との見方も示した。「国民にも『これはおかしいだろう』という疑問を持ってもらえるきっかけに」党の発表によると、選挙期間中の神谷氏の移動距離は1万4281キロ。全47都道府県での優勢を行った。神谷氏はその中で、党員や候補者に対して「気持ちを訴えてくれ」ということを伝えてきたが、「途中、初日からと言ってもいいかもしれないが、私の発言が切り取られたり、ネガティブにたたかれること」があったとした。ただ、「それが逆に党員さんたちの心に火をつけたと、今振り返って思っている」とも話した。さらに、発言が報じられて批判が起こることで、メディアのあり方についても国民の問題意識が高まったとの見方を示した。「ただ取り上げてもらうならそこまでならなかったかもしれないが、私の不用意な発言も実際にあったので、私も反省すべきところはあるが、明らかに切り取りのようなこともあり、それは今マスコミの皆さんの配信を見ている国民にも『これはおかしいだろう』という疑問を持ってもらえるきっかけに...結構そこから、そのテーマで、SNS等が盛り上がっていたと見受けられた」（J-CASTニュース編集委員兼副編集長工藤博司）
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