百田尚樹、広島慰霊碑の「過ちは繰り返しません」めぐりまたも持論 「自虐史観に染まっている」

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   日本保守党の代表を務めている百田尚樹氏が2025年8月7日にXを更新し、広島県広島市の原爆慰霊碑にも記されている「過ちは繰り返しません」という言葉について言及した。

  • 百田尚樹氏
    百田尚樹氏
  • 百田尚樹氏のX(@Hoshuto_hyakuta)より
    百田尚樹氏のX(@Hoshuto_hyakuta)より
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  • 百田尚樹氏のX(@Hoshuto_hyakuta)より

平和記念式典に参列

   百田氏は6日にXで、同日に行われた平和記念式典に参列したことを明かしつつ、「厳かな式典に身が引き締まったが、気になったのは、挨拶を述べた何人かが『過ちを繰り返しません』という言葉を発したこと」と明かし、「広島市民も日本国民も原爆に関して何も過ちを犯していないし、その責任もない」と指摘した。

   なお、「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」という言葉は原爆慰霊碑にも記されている。この言葉は自身も被爆者だった広島大学の教授だった雑賀忠義氏によるもので、主語は日本人だけでない「私たち」だとされている。

   百田氏は7日にXで、「石碑の中にある『過ちは繰り返しません』という文章の主語は『人類』だという主張があるが、もしイスラエルでアウシュビッツの石碑があったとして、そこに人類が主語の『過ちは繰り返しません』という文章があったと仮定してみたらどうだろう」「あるいはNYの貿易センタービル跡地に同じ文章があったとしたらどうだろう」と疑問を呈した。

   百田氏は自身の仮定に対し、「おそらくユダヤ人もアメリカ人も、『なんでナチスやテロリストたちの罪を人類が背負わなくてはならないのだ!』と怒るのではないか」とした。

   続けて、百田氏は「当たり前のことを言っておくが、原爆を投下したのはアメリカ合衆国である。その罪を人類全体が背負うことはないし、まして被害者となった日本人が背負う必要などどこにもない!」と持論を展開し、「人類が主語というのは後付けの牽強付会(こじつけ)の最たるものだ」と批判した。

   また、「『過ちは繰り返しません』という言葉は、実は自虐史観と偽善から生まれた言葉である」と断言し、「『私たちが誤った戦争をしたことで原爆投下になってしまいました。ごめんなさい』という趣旨で書かれた文章なのだ」、「この碑文を見て違和感を覚えるか否かは、自虐史観に染まっているかのリトマス試験紙となる」と百田氏はつづった。

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