大みそか恒例のNHK紅白歌合戦でトップバッターを務める女性7人組グループCANDY TUNE(キャンディーチューン)と、2番手として出場する女性7人グループ、FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)が2025年12月29日、それぞれ意気込みを語った。
「FRUITS ZIPPERになりたくてアソビシステムに入った」
両グループは、芸能事務所「アソビシステム」のアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」からデビュー。FRUITS ZIPPERは22年4月にデビューし、「わたしの一番かわいいところ」がヒット。妹分にあたるCANDY TUNEは23年3月にデビュー。24年にリリースされた「倍倍FIGHT!」が25年に入ってTikTokで大拡散され、話題になった。そろって紅白初出場を果たした。
紅白本番では、オープニング「放送100年 紅白スペシャルメドレー」に続いて、CANDY TUNE「倍倍FIGHT!」、FRUITS ZIPPER「わたしの一番かわいいところ」の順でパフォーマンスが展開される。
CANDY TUNEの村川緋杏(びびあん)さん(26)は、トップバッターから「姉貴分」にバトンを渡す意気込みを
「私たちはFRUITS ZIPPERになりたくてアソビシステムに入ったといっても過言ではなく、そんな姉さん方と同じ年に初出場、曲順もまさかの2曲連続ということで、本当にありがたい。私たちも姉さんの背中を見て走ってきたので、一緒の大舞台に立てることが本当にうれしい」
などと表現。衣装は、「今まで着た中で一番スペシャル」なものを用意しているという。
今年の漢字を聞かれると、楽曲名やファンが倍増したことにちなんで「倍!」と声をそろえた。
村川さんの発言で「私たちの緊張がすごくほぐれた」
CANDY TUNEの直前にFRUITS ZIPPERも取材に応じた。真中まなさん(26)は、紅白初出場が発表された11月の記者会見で、村川さんが先に意気込みについて発言を求められたことに触れて、
「いつも通りのびびちゃん(村川さん)を見て、私たちの緊張がすごくほぐれたところもあった。一緒に、今回ステージに立てるのが本当に嬉しくて楽しみですし、心強い気持ちでいっぱい」
と笑顔を見せた。
今年の漢字には、念願の紅白出場を果たしたことから「叶」を挙げた。
KAWAII LAB.所属メンバーは、アイドル経験者が多いのも特色。例えば村川さんは22年まで福岡市が拠点のHKT48に所属していた。FRUITS ZIPPERの月足天音さん(26)はHKT48時代の後輩にあたる。
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)