元衆院議員の山尾志桜里氏が2026年6月29日、自民党の中曽根弘文憲法改正実現本部長について「自らの女性蔑視感覚を一般化してはいけません」などとXで批判した。中曽根氏を巡っては、前日28日の講演で、天皇陛下の長女愛子さまによる皇位継承について言及する中で、「愛子さまが天皇になったら、結婚する人もいない」と結婚する男性側の重圧を指摘したと複数メディアで報じられている。「本物の保守ならきちんと批判すべきでは?」複数メディアによれば、中曽根氏は28日に富山県高岡市で講演を行い、愛子さまの皇位継承について「あり得ない」と述べたという。現行の皇室典範の規定で、愛子さまに皇位継承の資格がないことを踏まえた発言だったとしている。また、愛子さまが独身で天皇になった場合に「結婚する人もいない」と指摘し、「男子を産まないといけないという、すごいプレッシャーがある」とも語ったという。結婚する男性側の重圧を表現したかったとみられている。山尾氏は29日、この内容を報じた共同通信の記事をXで紹介し、「『愛子さまが天皇になったら、結婚する人もいない』って、自らの女性蔑視感覚を一般化してはいけません」と批判した。続けて、次のように指摘した。「歪んだミソジニーにとらわれず、そして皇室典範の行方に関わらず、愛子さまに惹かれ人生の伴侶となるお相手はいらっしゃると思いますよ。それなのに自分の感覚で『いない』と断定し、だから男系男子なんだという自説の理由付けに持ってくるのは、皇室への敬意を二重に欠く言動です」山尾氏は「自民党の議員含めて、本物の保守ならきちんと批判すべきでは?」とも問いかけた。また山尾氏は、中曽根氏が女性天皇を否定する根拠として「男子出産の重圧」と「結婚相手が限られる」を挙げたと言及し、「ご自身が固執する『男系男子』が生み出す帰結であって大いなる筋違い。本心で憂いているなら、男女に関わらず天皇の子を跡継ぎとする直系優先論が筋。男子出産の重圧は解消、結婚相手への重圧も明らかに減ります」と批判。最後に、「私は男女平等より安定的な皇位継承の観点から直系優先を支持しています」と立場を明確にしつつも、「『女性天皇と結婚する男性などいない』というミソジニーには反対です。そして、その倒錯した感覚を根拠に組み立てられた男系男子論にはなおさら反対」と訴えた。
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