横浜市金沢区内の京急本線・金沢文庫駅で、ホームとは逆側の特急列車のドアが開くトラブルが発生した。その様子を撮った写真がX上で投稿され、話題になっている。
駅のホームから、通常通り開いたドアをのぞくと、なんと奥のドアも開いている。
ドアが誤って開いてしまったとサイトでお詫び
その下の方には、電車が走る線路も見えた。一見して、かなり危険な状況だ。
しかし、リュックを背負った中年男性らは、その前で平然と吊り革につかまっている。
比較的空いている車内も、平静を保っていた。通勤途中とみられる乗客2人がホーム側ドアの横でスマホをいじっていたり、他の乗客も座席に座って居眠りをしている様子だったりする。逆側のドアが開いている以外は、いつもの通勤風景だ。
この写真は、2026年6月29日にX上で投稿された。
投稿者は、金沢文庫駅では、ホームと逆側のドアが開いていたことに驚いたと明かした。それにもかかわらず、乗客はみな平然としていたとも書いていた。
この投稿は、2万件以上の「いいね」が集まり、大きな話題になった。
「ドアが逆側に開くなんて...」「これ危なくないのかな」「ドアに寄りかかってた人落ちてないか心配」
こんな声が寄せられる一方、乗客に対して「この平静っぷりすごいな。京急あるある?」「きちんとアナウンスしてたら大丈夫なのかな」といった推測が行われていた。
特急を運行する京浜急行電鉄(横浜市)は、29日のうちに、「金沢文庫駅での電車ドア誤開扉について」と題するお詫びを出した。
それによると、同日の午前7時40分ごろ、ホームがない側の特急列車のドアが誤って開いてしまった。乗客が線路に転落したり、ケガをしたりすることはなかったとしたが、「ご利用のお客さまには、ご心配・ご迷惑をおかけいたしました、深くお詫び申しあげます」と謝罪した。そのうえで、「安全対策の徹底を図り、再発防止対策に取り組んでまいります」と締め括っている。
増結車両の運転主任が操作の順序を間違えた
京浜急行電鉄の広報担当は6月30日、J-CASTニュースの取材に対し、京急久里浜発品川行きの特急列車が金沢文庫駅で車両を増結するときにトラブルが起きたと説明した。
それによると、8両編成の列車に4両を増結して12両編成にしたが、車庫から4両を運転してきた運転主任が操作の順序を間違えたため、増結時のヒューマンエラーでホームと逆側のドアが開いてしまった。
「こうした誤操作は、普通はありえないことです。過去には、こうしたケースはあまり聞いたことがありません。なぜそうなったのか、まだ確認は取れていませんが、今後の調査次第では、運転主任の処分も検討します。今後は、ダブルチェックを行うなどして、再発防止に努めたいと考えています」
このトラブルで、特急列車は安全確認をしたために9分遅れで金沢文庫駅を出発した。そのため、上り線が10分程度の遅れが出たほか、下り線にも影響があった。
平日朝のラッシュ時だったが、増結車両は比較的空いており、ドアに寄りかかって転落するなどのケースはなかったという。トラブルについては、国土交通省の関東運輸局に報告しているところだとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)