2026年6月26日に公開した福田雄一監督が脚本・総監督を務める映画「新劇場版☆ケロロ軍曹復活して速攻地球滅亡の危機であります!」で、「福田作品」のキャラクターが登場する演出をめぐり、波紋が広がっている。「炎上」は収まらず、署名活動で脚本・総監督を変更のうえ「作り直し」を求める動きも出てきている。「映画の質と魅力を再び取り戻す努力を求めます」劇場版「ケロロ軍曹」には、映画「銀魂」、ドラマ「勇者ヨシヒコ」、映画「HK/変態仮面」などの福田監督作品のキャストが総勢12人、同役として声優出演することが発表されている。Xではこの演出に、「福田監督がケロロ軍曹を私物化して実写で演じた人を出すのまずいだろ」「ケロロが可哀想」「福田組は一切関係ないし絶対いらなかった」「がっかりでした」といった声が寄せられている。特に、本作は16年ぶりの「ケロロ軍曹」の劇場版だったこと、26年秋放送予定の新アニメではこれまでの声優陣が一新されることが発表されていることなどから、落胆する声も多い。6月27日にはオンライン署名サイト「change.org」には、「新劇場版☆ケロロ軍曹の公開を中止しプロデューサー・総監督・脚本を変更し作り直してください」と求める署名活動も立ち上がった。署名活動のページでは、これまで劇場版「ケロロ軍曹」で監督・総監督を務めてきた山口晋監督・佐藤順一総監督を「再び迎え入れ」、「映画の質と魅力を再び取り戻す努力を求めます」としている。30日17時30分時点で、780超の署名が集まっている。一方で、アニメ公式Xは29日、「公開から3日間で動員10.2万人」「興行収入1.5億円越えの好スタート」であることを伝えている。「制作過程における不手際」や小栗旬さんコメントも波紋劇場版「ケロロ軍曹」をめぐっては、「福田作品」のキャラクターが集結する演出以外にも、波紋を広げていることがある。映画公開前日の6月25日に発表された「制作過程における不手際」についての謝罪だ。映画の製作を務めたバンダイナムコフィルムワークスとバンダイナムコピクチャーズが、それぞれの公式サイトに掲載した。発表では、次のように説明。再発防止に努めるとしている。「他作品を想起させる演出・表現を行うにあたり、一部作品の権利者様のご意向に反するものとなっており、『進撃の巨人』については事前に権利者様から明確な意思表示があったにもかかわらず、弊社内の深刻な伝達不備により制作を進行していたことが判明いたしました」続けて、「このような状況にもかかわらず、『新劇場版☆ケロロ軍曹復活して速攻地球滅亡の危機であります!』の上映についてご理解をいただいた関係者の皆様に対し、深く感謝を申し上げます」と伝えた。映画「銀魂」から坂田銀時役で声優出演している小栗旬さんが寄せたコメントにも波紋が広がった。小栗さんはコメントで、「ただ、出ろ、やれ、皆集まったんだから。って言われたんでしぶしぶやりました。なので、なんの思い入れもありません。ただただ、お邪魔しちゃってすいません」としつつ、「ただ、ありがとよー、ケロロ軍曹おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおぉぉぉぉぉ」と感謝を伝えた。これに、「失礼」といった声が寄せられた一方、映画で演じた坂田銀時風にコメントしただけではないかなどの見方も寄せられている。なお、アニメ「ケロロ軍曹」公式Xは26日に、小栗さん含む6人の出演者のコメントを投稿したが、29日までに削除されている。
記事に戻る