プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年7月20日にユーチューブを更新し、巨人・小笠原慎之介投手(28)について、「アメリカに行って精神的に強くなった」と称賛した。
「特にカーブが良くなっている。面白いように決まっていた」
小笠原は、24年オフにポスティングシステムを利用して中日からワシントン・ナショナルズに移籍した。米メディアによると、2年総額350万ドル(約5億6000万円)で契約したという。
25年シーズンは、マイナーリーグで開幕を迎え、7月7日に大リーグに昇格した。主に中継ぎとして23試合に登板して1勝1敗、防御率6.98だった。
米国2年目の今季は、ナショナルズ傘下の2Aで開幕を迎えた。4月に3Aに昇格して3試合に登板した後、2Aに降格。その後、大リーグに昇格することなく、6月17日に巨人と契約したことが発表された。
日本球界復帰後の初登板は、19日に東京ドームで行われた古巣・中日戦だ。先発投手としてマウンドに上がり、6回を投げ3安打無失点の好投を見せた。チームは6-1で快勝し、復帰戦を白星で飾った。
高木氏は古巣相手の投球について、「デッドボールが1つあったが、無四球でいった。アメリカ特有の3球投げたら追い込むという。常に主導権を持って投げていたと思う。特にカーブが良くなっている。面白いように決まっていた。そこでカウントを整えていた。球速はもう少し速くなっていくと思う」と分析した。
そして、スタッフから「中日時代との違い」について問われると、次のように持論を展開した。
「ムキにならなくなった」「ボールの動かし方もアメリカ仕込みで」
「ムキにならなくなった。向こう(米国)に行って、さらに気持ちというか、精神的な部分が強くなったと感じられたし、落ち着きが出てきた。そういうことを考えると、堂々たるピッチングを見せてくれた。3回までパーフェクト。最初は力が入ったりして、どうなのかとは思ったが、全くそんな感じはなかった」
東海大相模高校出身の小笠原は、15年ドラフト会議で中日から1位指名され入団。中日では先発投手として9年間プレーし、46勝を記録した。巨人では、貴重な先発左腕として期待されている。
高木氏は「ピッチングを見ていて、まだまだスタミナがあると思うし、まだまだ若い」とし、「アメリカに行ってボールの変化(相違)とかいろいろあった。そういうことを微塵も感じさせない制球力があった。だからいいピッチャーを取ったなと思った。ボールの動かし方もアメリカ仕込みで磨かれていた」との見解を示した。
2連勝中のチームは、21日時点で阪神と勝率で並び首位に立っている。リーグ優勝に向け、小笠原は今後、どのようなパフォーマンスを披露するのか、注目が集まる。