高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ 「正義のミカタ」、中傷動画問題でフルボッコの伊佐議員...その舞台裏明かします

国会で何を質問するのも自由、免責特権もあるが...

   もちろん、国会では何を質問しようと自由だ。しかも、憲法で認められた免責特権もある。

   ただし、免責特権の裏には国会議論の責任もあるはずだ。さらに、中傷動画は、もともとのデータが捏造であり、報道していた週刊文春も共同通信も取り下げて、追加報道をやめてしまった。文春は意気込んでいたが、もう4週連続で続報がない。あの共産党ですら、ネタ元の松井健氏を詐欺師呼ばわりし、手を引いている。文春報道を題材として勉強会をしていた中道改革連合も、肝心のネタ元が引いたので、しれっとやめている。

   論理学では、ウソの前提による議論はすべて無効になる。だから、「ガセネタに基づく質問はすべて無効」の一言で終わる。かつての永田メール事件と全く同じだ。

   伊佐議員が「わかりました」という意味は、もう無駄な国会質問をしないという意味なのか、我々出演者が忠告しているのは「わかりました」、という意味で国会質問を続けるつもりなのかはわからない。ただし、今後の言動について責任を持つべきというのは理解しただろう。


++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはしよういち)元内閣官房参与、元内閣参事官、現「政策工房」会長 1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。20年から内閣官房参与(経済・財政政策担当)。21年に辞職。著書に「さらば財務省!」(講談社)、「国民はこうして騙される」(徳間書店)、「マスコミと官僚の『無知』と『悪意』」(産経新聞出版)など。

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