アメリカによるイラン攻撃でホルムズ海峡が封鎖され、資源を人質にとって世界経済が影響を受けたことについて2026年7月22日放送の「プライムニュース」(BSフジ)は、資源と経済が武器化する現代版兵糧戦とでもいうべきテーマをとりあげた。「石油備蓄がたくさんあったからよかったという話で済まない」今年2月にアメリカとイスラエルが開始したイランへの攻撃は、3月にはイランがホルムズ海峡を事実上封鎖、戦闘終結に向けた覚書署名などを経てアメリカはイランへの再攻撃を続けており、終息の目処は立っていない。ゲスト出演した東京大学の斎藤幸平准教授は「もちろんロシアもパイプライン絞ってドイツとかに天然ガスを行かないようにするとか、中国はレアアースを人質にして輸出規制をする。自国に貴重な資源を持っている国が、かなり経済的なダメージを与えられることが今回判明した」と話す。続けて斎藤さんは「この動きはかなり加速していくのではないか。ナフサ危機を前にして、今後はいろんな形で起きる」と危機感を募らせ、「石油備蓄がたくさんあったからよかったねという話で済まない」と警告した。「本来ここで起こすべきイノベーションとか産業転換を反省として生かせなかった」斎藤さんは「ナフサが足りないという時に、我々が気づかなければいけなかったのは、エネルギーにしても食糧にしても日本は他国にあまりにも依存しすぎている。自給をもっと増やさなければいけない、ということだ。本来ここで起こすべきイノベーションとか産業転換を反省として生かせなかった。このまま今後気候変動とか戦争が慢性化していくような時代に突入していく。極めて危機的状況にある」と警鐘を鳴らした。(ジャーナリスト 佐藤太郎)