令和の米騒動から一転、今年の新米価格が安くなる見通しのなか、2026年7月24日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)はコメ農家の悲鳴や専門家の話を紹介した。全国に先駆けて九州などの新米は値下がり傾向にあるという。たとえば、JAが農家に示す「概算金」は、鹿児島は昨年より2割減、宮崎は昨年よりも4割減。これから収穫を迎える農家にどう波及していくのか。
買取価格は昨年の半分以下に
番組が取材したのは、千葉県のコメ農家。昨年の民間集荷業者の買取価格は、令和の米騒動の影響で60キロ3万5000円だったが、今年業者から伝えられたのは前回の半分以下(1万5000円いくかいかないか)だという。「これ以上(コメの買取価格が)下がるなら(来年の生産は)やめちゃう。机上の計算でやられたんじゃ現場の人間はみんなまいっちゃう」という農家の悲鳴を紹介。農水省の発表によると、スーパーのコメ平均価格(5キロあたり)は今年初めに4400円台だったものが7月6~12日には3500円を切ったという。
新米価格はどうなる?
今年の新米価格(5キロ)はどうなるのか、2人の専門家に聞く。ニッセイ基礎研究所准主任研究員の小前田大介さんは「昨年と比べて約3~4割安い3000円前後」、流通経済研究所主席研究員の折笠俊輔さんは「昨年と比べて1000円以上安い3000~3200円」との見通しを示す。
MCの生田竜聖アナウンサーは「コメの値下がりは消費者にとってはもちろんうれしいニュースだが、コメ農家にとっては死活問題で価格の下落について不安の声も聞こえてくる」と話した。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)