韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が、マイナーリーグでくすぶる韓国出身キム・ヘソン内野手(27)について、「ドジャースとの決別は目前か」と報じた。
「今回もキムにはチャンスが巡ってこなかった」
今季マイナーでスタートを切ったキムは、4月6日に大リーグに昇格するも、打撃不振で5月下旬にマイナーに降格した。現在は、大リーグ再昇格に向け、ドジャース傘下の3Aでプレーしている。
3Aでは課題の打撃で打率.256と、アピールしきれず、出塁率と長打率を合わせたOPSは.669となっている。
早期大リーグ再昇格を目指す中、センターのレギュラーを務めるアンディ・パヘス外野手(25)が、22日のパイレーツ戦で左手甲に死球を受け骨折した。パヘスは負傷者リストに入り、アレク・トーマス外野手(26)が3Aから昇格した。
キムは外野のポジションもこなすユーティリティプレイヤーだけに、パヘスの代役として期待がかかったが昇格ならず。代役のトーマスは、23日のパイレーツ戦で「8番・センター」でスタメン出場し、4打数1安打1打点と結果を残した。
大リーグ再昇格のチャンスは見送りとなり、3か月間、3Aでくするぶるキム。「スポーツ朝鮮」は、「いっそトレードでもなればよかったのに またも昇格失敗、ドジャースとの決別は目前か」とのタイトルで記事を展開した。
記事では「今回もキム・ヘソンにはチャンスが巡ってこなかった」とし、キムが置かれる現状を次のように分析した。
「チームは20代後半のキムを丹念に育てる状況でもない」
「問題は、現在の状況下で大リーグでの出場機会を得ることがますます難しくなっているという事実だ。球団は昨年から今年初めにかけて、キム・ヘソンに対する客観的な評価をある程度終えており、野手の層が厚いチームでは、大リーグでの出場機会をつかむのは非常に厳しい状況だ。また、チーム内のファームシステムで育成中の若い有望株たちの代わりに、20代後半のキム・ヘソンを丹念に育てる状況でもない」
キムは、ユーティリティプレイヤーで年俸が低いことから、複数の米メディアでトレードの可能性が報じられてきた。結局、8月上旬のトレード期限までにトレードは実現せず、ドジャースに留まっている。
「スポーツ朝鮮」は、キムのチーム内での立ち位置について、「結局、キム・ヘソンが主力選手の負傷離脱やその他の事情による欠場により大リーグ昇格の機会を得たとしても、ベンチメンバーという限定的な役割を担わざるを得ないというのが、冷厳な現実である」と分析した。
チームは現在6連勝中で、ナ・リーグ西地区の首位を独走している。2位パドレスに9ゲーム差をつけ、ポストシーズン進出の可能性は高い。チームがワールドシリーズ3連覇を狙う中、キムの大リーグ再昇格はあるのか。今後のパフォーマンスに注目が集まる。