高額な海外視察旅行や県議会の正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑が指摘されている福岡政界ドン、藏内勇夫・福岡県議会議長は、議長だけでなく県会議員も辞職すると、議員辞職願を提出した。2026年8月24日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ・日本テレビ系)は速報で伝え、裏で何があったのか解説した。
誰がドンに圧力をかけて辞めさせた?
政治アナリストの伊藤惇夫さんは、「自民党本部、国会議員からの圧力があった可能性」「"金銭授受疑惑"に新たな事実が発覚した可能性」を指摘した。「政治とカネの問題ですからね、それが党本部のほうに波及するのは困るなあというのがあったのではないかと言われています」と説明する。
司会の宮根誠司アナは「だれならドンに圧力をかけて辞めさせることができるんでしょうか」と聞く。伊藤さんは「党本部の上の方の人。はっきり言えば、総理の意向ということですよね」。高市首相、そして高市政権の後見役で、もう一人の福岡政界のドンといわれる麻生太郎副総裁の意向ということか。
宮根アナはさらに、「福岡県民の方々が、『何かの根回しが終わったんじゃないか』というようことをおしゃっていたんですが......」とコメンテーターの梅沢富美男さん(俳優)に振る。
取り引きがあるとしたら
「どうも、(藏内議長は)本当にわかりやすい人だなあ。何もないんだったら辞める必要もないし、なんかあるから辞めるんでしょ。それか、何か取り引きがあるから辞めるんでしょ。県民のみなさんもそれが分かってらっしゃる。大したもんだ」と梅沢さんは笑う。
取り引きがあるとしたら何か。来年2027年4月には、福岡県議会などの統一地方選挙がある。伊藤さんは「藏内さんの息子さんというのは国政選挙にもチャレンジしたこともあったので、政治家志向の方であることは間違いないですね」と指摘。藏内議長が議席を息子に譲り、自分はその後ろ盾ということになれば、今度はドンの『院政』が始まりかねない。藏内議長の県議辞職で「これにて一件落着」にしてはならない。
(シニアエディター 関口一喜)