プロボクシングの元世界2階級制覇王者・亀田大毅氏(37)が、2026年8月23日にユーチューブを更新し、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、33)とWBA世界バンタム級王者、「バム」ことジェシー・ロドリゲス(米国、26)の対戦が実現した場合の勝敗を予想した。
「前半は意外と戦える。階級の壁が出にくいから」
井上は、5月2日に東京ドームで元世界3階級制覇王者・中谷潤人(M・T、28)を相手に防衛戦を行い、3-0の判定で勝利した。
スポーツ紙の報道によると、年内の試合の予定はなく、次戦は27年2月もしくは3月に行われる予定だという。バムが対戦候補に挙げられるが、井上が階級をフェザー級に上げる可能性もあり、流動的な状況にある。
井上(33勝 27KO)、バム(24勝 17KO)ともに無敗の世界王者で、もし対戦が実現すれば、世界が注目するビッグマッチとなる。
亀田氏は、両者の対戦が実現することを前提に勝敗を予想した。
「ボクシングは階級のスポーツ。これがスーパーフライ級、バンタム級で戦うならば、戦いのプランなどをもう少し考えて予想しないといけないが、(バム選手にとっては1つ上の階級となるスーパーバンタム級で戦うので)考えても、考えても結果は変わらない。井上選手が後半に倒す。前半は意外と戦える。なぜかというと、階級の壁が出にくいから」
バムはスーパーフライ級時代に3団体の王座を統一した実績を持つ。スピード、テクニック、パワーを兼ね揃えた選手で、世界的な評価は高い。一方で、スーパーバンタム級での実績がないため、体格面で不安を残す。
「テクニックでいえば、どっちもピカイチ」
亀田氏は「テクニックでいえば、どっちもピカイチ」と指摘し、次のように分析した。
「テクニックは100点と100点で、当日のコンディションで変わる程度。当日のコンディションはどっちがいいのかと言えば、スーパーバンタム級に上げたことのないバム選手が、バンタム級からいきなり何も挟まないで井上選手と戦えるのかというと、正直、無理がある。戦えて4ラウンドまで。バム選手が4ラウンドまでに井上選手を仕留めないと勝てない。これしか方法がない」
そして、こう続けた。
「(バムが)判定で勝つケースは、(井上を)空回りさせることだから、これは到底考えにくい。そんなことはないと思う。4ラウンドまでに倒すのが、一番、バムが勝てるケース。そこからは(5ラウンド以降)通用しない。体も負ける。テクニックで勝てたとしても、体で負けると押しつぶされる」
27年に予定される次戦が注目される中、井上は20日に自身のXを更新し、スパーリングを開始したことを報告した上で、「スーパーバンタム級に留まり噂されている一戦をやるかフェザー級に挑戦かどちらに転んでもいいよう上げて行きます」とのコメントを投稿した。