「8枚増量!」で78枚?→実は「70枚」だった 紙おむつの表示が分かりにくい、P&Gの見解は

   大手日用品メーカー「P&G」の紙おむつ製品について、お得度を示すその商品表示が分かりにくいとSNS上で指摘され、関心を集めている。

   

   乳児がおむつをしてハイハイする様子のパッケージに「+8枚増量!」と黄色い字で強調されている。

  • 指摘された紙おむつ製品
    指摘された紙おむつ製品
  • 「+8枚増量!」の下に注意書き
    「+8枚増量!」の下に注意書き
  • 指摘された紙おむつ製品
  • 「+8枚増量!」の下に注意書き

増量は、「当社従来品比較」との注意書きがあるが...

   その下には、「70枚」との表示があった。

   この商品は、同社の紙おむつブランド「パンパース」の商品「さらさらケア テープ」のSサイズのものだ。

   商品を購入したという乳児の母親は2026年8月19日、商品パッケージ内には78枚入っていると思ってしまった、とスレッズ上で打ち明けた。母親は、それなら安いと思ったが、パッケージ内のおむつを数えると、70枚しか入っていなかった。

   この体験から、母親は、8枚を増量ではなく、8枚を増量して70枚にしたなどと明確に商品表示をしてほしかったと訴えている。

   母親の投稿は、大きな反響を呼び、X上でも取り上げられて、拡散している。

   パッケージを見ると、「+8枚増量!」の下に、注意書きとして「当社従来品比較」と記してある。確かに、これまでの同等商品に比べれば8枚増えているとの意味で、70枚から78枚に増やしたといった内容ではない。

   しかし、パッと見では、78枚入りだと誤解してしまうとして、母親に共感する声が相次いでいる。

「今まで78枚だと思って買ってた」「62枚+8枚にしないと78枚でお得だと勘違いする」「これは紛らわしいよ」

   同社のプレスリリースによると、現在販売中の「さらさらケア」シリーズ商品は、リニューアルされて25年10月から全国で順次販売された。今回の「+8枚増量!」の表示については、プレスリリースでSサイズより小さい新生児サイズの画像に「+2枚増量!」の表示があることから、最初から表示されていた可能性がある。

「ご意見を真摯に受け止め、今後の製品開発に努めてまいります」

   そのうち今回の「さらさらケア テープ」は、おむつからの漏れを防ぐ3つの機能が付き、漏れや蒸れゼロを目指すとうたっている。改善がなされたとみられ、従来品との単純比較はできないようだ。

   また、この商品はオープン価格になっており、従来品より8枚増量したとして、何がお得になったのかは、はっきりしにくくなっている。8枚増えたことのメリットは、1パッケージにより多くおむつが入っていて、使う期間が長くなって便利という意味かもしれない。

   今回のリニューアルより1つ前のプレスリリースを見ると、22年10月から発売されたそれ以前の「さらさらケア テープ」のSサイズは、スーパージャンボ(枚数)のパッケージが70枚になっている。今回の70枚が、62枚あったどの従来品と比較したのかも不明だ。ただ、テープタイプではない「さらさらケア パンツ」のSサイズは、スーパージャンボ(枚数)のパッケージが62枚になっている。

   総じて、「当社従来品比較」という表現も、何と比較したのか分かりにくい。ともあれ、商品パッケージは、78枚と誤認してしまうとの声が多く出ているのは事実だ。P&G側は、この点について、どのように考えるのだろうか。

   日本法人のP&Gジャパン合同会社(神戸市)の広報渉外本部は8月25日、「さらさらケアテープ」のSサイズについて、62枚+8枚の計70枚の製品だとJ-CASTニュースの取材に説明した。やはり78枚ではないわけだ。パッケージの裏側にも、内容量が70枚と明記されてはいる。

   とはいえ、商品の表示では、従来品より8枚増えたとよく見れば分かるものの、きちんと見ないと78枚と思い込んでしまう。こうした点については、次のように述べた。

「弊社では、常に最良の製品をお客様にお届けできるよう日々製品開発に尽力しておりますが、この度のお客様のご意見を真摯に受け止め、今後の製品開発に努めてまいります」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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