福岡県政のドンといわれ、高額視察旅行や金銭授受疑惑が指摘されてきた蔵内勇夫県議会議長は2026年8月25日、「本日をもちまして、議長、議員を辞職いたします」と改めて表明し、今後は「県議会の第三者委員会については、積極的に協力し、(金銭疑惑を)解明していきたい。後日、福岡でゆっくり報告をしたい」と語った。カツアゲ、みかじめ料などと揶揄された県議会の正副議長ポストをめぐる実態は明らかになるのか。
「議員を辞めてしまうと、公人ではないんですよね」
政治学が専門の法政大学大学院・白鳥浩教授は、8月25日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ・日本テレビ系)で「逃げ切り」を心配した。
「議長、議員を辞めてしまうと、公人ではないんですよね。そうすると、はたしてどこまで説明していただけるか......」という。
第三者委員会から証言を求められて、公人は拒否しにくいが、私人なら出席を拒むことは容易だ。
「自分としては説明するって言った以上は、ぜひ協力していただきたい」
司会の宮根誠司アナは「都合が悪いのでっていうようなことを、私人の方が言われると、なかなか出ていただくっていうのは難しくなるんですかあ」と残念そうに言う。
白鳥教授は「ただ、(蔵内氏は)積極的に、自分としては説明するって言っていますからね。言った以上は、(真相解明に)ぜひ協力していただきたいですね」と求めた。
約3.5億円をかけてモニュメント群を整備するなど、蔵内氏が進めた「ワンヘルスパーク」は赤字のまま1年で閉園した。そうした疑惑もある。
(シニアエディター 関口一喜)