ダメージの残る敗戦だ。3位のDeNAが2026年8月25日の広島戦(マツダ)で、6点差をひっくり返されて逆転負け。4位のヤクルトは敗れたが、中日と広島が共に勝利したことで2.5ゲーム差に接近してきた。「もっと早く代えるべきだった」波に乗れない今年を象徴する戦いぶりだった。2回に松尾汐恩の二塁打を左翼のファビアンが失策して先制すると、4回に松尾の満塁の走者一掃3点適時二塁打、度会の犠飛で4点を加点。5回にはエンカーナシオンの10号ソロで6点目を奪い、楽勝ムードかと思われたが、直後の5回に暗転する。先発の深沢鳳介が代打で登場した先頭の佐藤啓介にプロ初アーチを浴びると、坂倉将吾、秋山翔吾に連続適時打を浴びて降板。代わって登板した馬場皐輔も広島打線の勢いを止められない。持丸泰輝に押し出し四球、勝田成に適時打、このイニング2回目の打席となった佐藤啓の内野ゴロの間に同点に追いつかれ、大盛穂に勝ち越しの適時打を浴びた。3番手・吉野光樹もボークで8点目を失い、試合の流れを手放した。終盤の反撃及ばず7-8で敗れ、借金10に逆戻り。DeNAの球団OBは厳しい表情を浮かべる。「深沢に白星をつけさせたかった思いが相川亮二監督にあったと思いますが、この試合に限らず投手交代のタイミングが後手、後手に回っている印象があります。馬場の投球は明らかに厳しかったですし、結果論になりますがもっと早く代えるべきだった。このような戦いを続けていると、CS進出は厳しくなってしまう」昨年は2位になり、今年はV奪回を目指したシーズンだったが、436失点はリーグワースト。上位2強の阪神、巨人に大きく離されている。短期決戦の強さに定評があるチームだが、CS圏内の3位を死守できるか。大逆転負けのショックを払拭するためには、白星を積み重ねるしかない。(中町顕吾)
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