韓国メディア「スターニュース」(ウェブ版)は2026年8月25日、アトランタ・ブレーブスに所属する韓国出身キム・ハソン内野手(30)の現状について「悲惨な境遇」と伝えた。
「外野を守っていたユーティリティプレイヤーに押しのけられた」
ブレーブスは24日、ジム・ジャービス内野手(25)のマイナー降格を発表した。今季ジャービスはショートで起用され、38試合に出場して打率.207、1本塁打、11打点。出塁率と長打率を合わせたOPSは.564だった。
キムとショートのポジションを争っていたジャービスのマイナー降格で、キムに出場機会が巡ってくると思われたが、直近2試合はユーティリティプレイヤーのマウリシオ・デュボン選手(32)がショートでスタメン出場している。
キムはオフ期間の1月に右手中指の腱を断裂し、手術、リハビリで大きく出遅れた。開幕に間に合わず5月に復帰するも、極度の打撃不振に陥った。7月に入っても調子が上がらず、今度は右手中指炎症で負傷者リストに入った。
今季は31試合に出場し、打率.066、4打点、本塁打ゼロ。16日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦以降、試合に出場しておらず控えとしてベンチを温めている。
昨オフ、1年2000万ドル(約31億円)でブレーブスと再契約を結んだキム。高額年俸ながら出場機会すらない状況に、「スターニュース」は「ライバルはマイナーへ移ったが居場所がなく、外野を守っていたユーティリティプレイヤーに押しのけられた」とのタイトルで記事を展開した。
「一時は1億ドルの契約も可能な選手との評価を受けたが...」
記事では「巻き返しのきっかけを作るには、打撃不振があまりにも深刻だ」と指摘し、キムの現状を次のように分析した。
「キム・ハソンは23年には17本塁打、60打点、38盗塁を記録し、キャリアハイのシーズンを送った。また、アジア人内野手として初めてゴールドグラブ賞(ユーティリティ部門)を受賞し、一時は1億ドルの契約も可能な選手との評価を受けた。しかし、それから3年後、直接のライバルがトリプルAに降格したにもかかわらず、次の先発候補として真っ先に名前が挙がらないという悲惨な境遇に置かれた」
韓国プロ野球(KBO)出身のキムは、20年オフにポスティングシステムを利用してサンディエゴ・パドレスに移籍した。パドレスでは主力として活躍するも、24年に右肩を負傷し手術を受け、同年オフにタンパベイ・レイズに移籍した。
25年はシーズン途中までレイズでプレーし、9月にブレーブスに移籍。昨オフ、ブレーブスからフリーエージェント(FA)となり、ブレーブスと再契約を結んだ。