「裁判ウォッチャー」としても知られるお笑い芸人の阿曽山大噴火さんが2026年8月26日、犯罪の現場での対話型生成AIサービス「ChatGPT」の利用について、Xで所感をつづった。「ログが残ってたという証拠がよく提出されるようになった」阿曽山大噴火さんはピン芸人として活動する傍ら、刑事裁判などを傍聴し、裁判中の被告や証人らの言動や癖などをチェックしてネタにする「裁判ウォッチャー」としても活動している。26日の投稿では、「チャットGPTってホントに使われてるんだねぇ」と切り出し、「被告人が自分がやった犯罪をチャットGPTに告白したログが残ってたという証拠がよく提出されるようになった」と明かした。「確かに犯行後の正しい行動って分からないもんなぁ。人に言えない事を告白する現代の懺悔室みたいな位置なのかね」としている。盗んだチェーンソーの写真をアップ「いくらで売れる?」ChatGPTのような対話型生成AIサービスは、人間には相談しにくい内容でも気軽に入力できる一方、そのやり取りが利用履歴として残る。実際、犯行後にChatGPTへ相談した内容が、事件の証拠として活用されたケースもある。26年4月、群馬県の施設からチェーンソーなどを盗んだとして、前橋市の男2人が窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕された。読売新聞が2日に公開した記事によると、男らは群馬県藤岡市の施設に侵入してチェーンソーと刈り払い機を盗んだ後、ChatGPTにチェーンソーの写真をアップし、「いくらで売れる?」と質問して値段を判断していたという。さらに8月には、神奈川県内を普通乗用車で走行中、ひき逃げ事故を起こしたとして18歳の男が逮捕された。複数報道によると、男は乗用車を運転中、軽自動車に衝突し相手にけがをさせたにもかかわらず、その場から逃走した疑いが持たれている。翌日警察署に出頭した男は「彼女が事故を起こしました」と説明したが、警察が男のスマートフォンを調べたところ、男がChatGPTに事故の詳細を伝え、どう対応するべきかなどを相談していたことがわかったという。元「青汁王子」こと実業家の三崎優太氏は26年8月19日、Xで「ChatGPTに相談した内容が警察や公的機関に通報されるという記事」を読んだことをきっかけに、「AIの探究心がくすぐられ、犯罪予告(当然実行はしない空想)を課金済みのGPTにしてみたら、アカBANになった」と報告していた。ChatGPTを利用し不正プログラムを自作したケースもまた、ChatGPTが犯行後の「相談先」としてだけでなく、犯罪そのものに利用されたケースもある。25年2月には、神奈川県伊勢原市在住の男子高校生が電子計算機使用詐欺の疑いで追送検された。複数報道によると、高校生は他人のクレジットカード番号を不正に取得する自作プログラムを、ChatGPTを利用しながら作成。約7000件のカード情報を集め、少なくとも約130万円を不正決済していたとされる。
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