プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年8月27日にユーチューブを更新し、不振が続くDeNAについて、「山本祐大の放出は関係ない」との見解を示した。
「DeNAの若手投手は勝ったと思った瞬間から崩れることがある」
DeNAは2026年8月26日に、敵地マツダスタジアムで広島と対戦し、2-3で敗れた。試合は、初回に広島が1点を先制した。DeNAは4回に同点に追いつくも、8回に失策絡みで2失点。9回に1点を入れたが反撃はここまで。1点差ゲームを落とした。
チームはこれで5連敗。6月6から12日までの6連敗以来、今季2度目の5連敗となった。
ペナントレース終盤を迎え、失速気味のDeNA。球団OBでもある高木氏は、25日の広島戦に注目し、低迷する要因を独自分析した。
25日の試合は、5回表までDeNAが6-0でリードしていた。ところが5回裏にDeNA先発・深沢鳳介投手(22)が、広島打線につかまり5失点で降板。2番手・馬場皐輔投手(31)も流れを食い止められず、この回だけで大量8点を失った。
試合をひっくり返されたDeNAは、8回に1点を返して1点差に詰め寄るも万事休す。広島に大逆転され7-8で敗れた。
高木氏は、DeNAの5回の投手起用について、次のように分析した。
「(先発した)深沢とか、DeNAの若手(投手)は勝ったと思った瞬間から崩れることがある。例えば5回をしのいだとか、6回に入ってからフォアボール、フォアボールで代えなくてはならない。結構、そういう状況を作る。修羅場をくぐらせていないから、悪かったら代える。(修羅場の)くぐり方、抜け方を知らない。だから代えるしかなくなる。でも点差があるから、代えどきをちょっと間違える」
「修羅場をくぐっているのは戸柱」
悪夢の大逆転負けを喫したDeNA。スタッフから「ファンの中で、なぜ山本祐大選手を放出したのかという声が出ているが?」と問われると、高木氏は「そこはもう関係ない」とキッパリ言い切った。
DeNAの正捕手を務めていた山本祐大(27)は、5月12日に交換トレードでソフトバンクに移籍した。山本が抜けてからは、主に松尾汐恩捕手(22)がマスクを被っている。
高木氏は「連打を食らって止められなくなった時に、みんな(修羅場を)くぐっていない」と指摘し、こう続けた。
「(修羅場を)くぐっているのは(捕手の)戸柱(恭孝)。あそこでキャッチャーを代えるのなら戸柱。代えると流れが変わったりする。(DeNAは)キャッチャー出身の(相川亮二)監督だから、あまりキャッチャーのせいにはしたくないのかなという気はする。だけど、(広島が)あれだけ左(打者)が並んでいたのに、『なんで左(投手)でいかないのか』とか、いろいろな疑問は残る」
セ・リーグは3位以下が混戦状況で、5連敗の3位DeNAと4位ヤクルトの差は、わずか0.5ゲームだ。5位・中日が1ゲーム差でヤクルトを追い、最下位の広島は中日とゲーム差なし。DeNAはこのまま3位を死守することができるのか。注目される。