ロシア出身の声優・ジェーニャさんが2026年8月27日、在留資格更新料の値上げをめぐり、ヘイトコメントが寄せられたことを明かし、Xで思いをつづった。
在留資格の変更・更新手数料は6000円→最大7万5000円に
ジェーニャさんは、ロシア出身の声優だ。05年から日本に在住し、声優・歌手として活動するほか、ロシア語監修として複数の作品に携わっている。
26日の投稿では、「在留資格更新料や永住許可が上がってもまだ安いって言っている人...日本人と同じように働いて保険年金税金を払って、日本語も覚えて何年も住んで家庭を築いて、いきなり明日から高額金を払え、まだ安い、嫌なら国に帰れってって言われたら、外国人ってだけで人格を否定されて、ただただ悲しいです」とした。
外国人の在留許可手続きをめぐっては、政府が25日の閣議で、手続きに関する手数料の改定額を定めた政令を決定した。改定後の手数料は、26年10月1日以降に申請した手続きから適用される。
在留資格の変更・更新にかかる手数料は、現行の6000円から在留期間に応じた金額に改定され、最大7万5000円となる。永住許可も、現行の1万円から20万円に引き上げとなる。
ジェーニャさんはこうした変更について、「日本人になれないし、日本人より偉いと思ってないし、腰引く(原文ママ。「腰低く」の意とみられる)生きている外国人がたくさんいます」とコメント。
「みんなはみんなで高い給料ではないし、声優やアニメーターなんて、稼げないお仕事だし、全てのスペシャリストが稼ぎがいい訳でもないです... 毎日モヤモヤします。またいきなりルールが変わって、明日が見えないまま、不安をかかえたまま頑張っている外国人もたくさんいます」と苦しい胸の内をつづった。
「何倍もする値上げは、かなり負担になります」
ジェーニャさんの投稿には、応援の声が寄せられた一方、一部からは厳しい反応も見られた。
ジェーニャさんは、寄せられたコメントに対し、「更新することで、手続きなど、たくさんの方が動いて手数料を払うのは当然ですが、何倍もする値上げは、かなり負担になります。6000円が7.5万になります。2-3万ならともかく、中々いい金額です」と負担の大きさを訴えた。
「私の場合は、日本人配偶者なので、日本人の夫にも負担になります。まだ私が1人だけど、全員外国人の家族とかだと、更新料だけで何十万もかかります」と問題点を指摘している。
翌27日の投稿では、「コメントがうんざりなので、閉じました。全部読んでませんが、たくさんのヘイトコメント、ありがとうございます」と皮肉まじりに反応。
「私が更新料を払えない訳ではないし、何なら更新したばかりです」と明かしつつ、「値上げニュースになったところで今までなかった大量なヘイトを感じました」と投稿への反応について説明した。
「と同時にフォロワーが増えたのはびっくりしました。やっぱり、外国人も日本人も関係なく、嫌な人間も、素晴らしい人間もいるってだけですね」としている。
「永住許可か帰化、いずれどちらかにします」
続く投稿では、「私はロシアに帰ることはありません。ロシアに家族がいますが、それだけです」ともしたジェーニャさん。
「家、家族、友達、全てのコネクションが日本にあります」とし、「地道に頑張って手に入れたアニメや監修のお仕事、捨てる訳がない、やりたい仕事も日本じゃなきゃ出来ないし、人生をかけて覚えた日本語もこれから使いたいし、日本に住みたい。外国人扱いに慣れてるし、期待はしてないです」と本音を吐露し、「それでも、外国人扱いしない友達や仕事仲間、たくさんいます」とつづった。
今後については「20万かかりますが、永住許可か帰化、いずれどちらかにします。書類上日本人になっても、外国人扱いは終わらないけれど」としている。
在留資格更新料や永住許可が上がってもまだ安いって言っている人...
— ジェーニャ????声優 (@jenya_jp) August 26, 2026
日本人と同じように働いて保険年金税金を払って、日本語も覚えて何年も住んで家庭を築いて、いきなり明日から高額金を払え、まだ安い、嫌なら国に帰れってって言われたら、外国人ってだけで人格を否定されて、ただただ悲しいです。…