来年度の就職活動が盛んになるなか、2026年8月28日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)はある企業説明会を取材、イマドキの就活事情を浮き彫りにした。
親を味方につける戦略
番組は、ある経営コンサルティング会社の正式な内定(10月1日以降)前の内々定の学生と保護者に向けた会社説明会の様子を追う。親が同伴できる説明会で、74組が家族同伴で訪れたと報じる。業績や構想を保護者にアピールする様子を映し出す。
なぜ親同伴なのか。その会社の採用部門部長は「就職市場が売り手市場になっていくなかで、内定を出しても入社に至るまでに他の会社に切り替えてしまう学生も増えている。家族の方に『その会社に行った方がいいんじゃない?』と言っていただいた方が(子どもの)後押しをしてもらえる」と理由を説明する。優秀な人材確保のために親を味方につける戦略で、入社前に親を巻き込むのがイマドキ就活のスタンダードだと報じる。
就職で親自身がものすごく苦労している
元婦人公論編集長の三木哲男さんは「親が(子どもの就職に)かかわるというのはすごく増えている。それは理由があって、今の親の世代というのは就職氷河期のど真ん中の人たち。その時に就職で親自身がものすごく苦労している。また、この時期は非正規が急増した時期でもある。非正規になった親もいるし、いった非正規になると正規に戻れない世代。だから子どもの就職だけは失敗させたくないと思っている親が多い」と話す。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)