パパ活市場は飽和状態なのか「太パパなんて宝くじに当たるレベル」 すでに別の誰かがガッチリと

   「パパ」を探すにはさまざまな方法がある。会員制の交際クラブに登録しスタッフからアテンドしてもらったり、水商売時代の顧客をそのまま店の外で引っ張り続けたりなど。ここ数年は「お茶するだけで数千円もらう」といった条件でお小遣い稼ぎをする女性も多い。

   母数が増えると、市場は飽和状態に陥る。今まではトントン拍子で進んでいた活動も思うようにいかなくなり、苦戦を強いられるパパ活女子が急増しているという。

  • パパ活のリアルは(写真はイメージ)
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パパ活のカジュアル化

   ひと昔前の概念ならパパ=愛人で、月契約をしながら大金をもらうイメージが強かったように思う。2人の関係はもちろん口外せず、大々的に「私は愛人です」なんて主張するタイプはとても珍しかった。

   夜職ブームが到来し、自分の身一つで稼ぐ女性が増えた今、ナイショだったはずの商売を隠す風潮が薄い。界隈に参入する「志願兵」が続々と飛び込めば「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と人々は錯覚し、結果的にパパ活がカジュアル化したのだ。

   気軽に使えるアプリの場合はタップひとつで登録や募集ができるため、カジュアル化を助長した一因であると筆者は考える。

   母数が増えれば、違う文化を持ち込む人間が必ず現れるだろう。現在は徐々に業界の常識やルールに変化が起き、平均相場が下がって以前ほど大金を手にすることが「夢のまた夢」だと聞く。

   おまけに大金を支払えるような「太パパ」は、すでに別の誰かがガッチリと掴んで離さず、野原に放たれていない。もともと注意深いパパたちは警戒心が強く、一部では結婚詐欺の事件などが関係して、界隈から足を洗った男性も少なくはないようだ。

   誰もがゲットしたがる「大物」なんて、今は数が極めて少ない。マッチング率は宝くじに当たるレベルの確率だといわれている。

食い逃げ、値下げ交渉...パパ活の危険性

   太パパをゲットしブランド品に海外旅行と贅沢な生活を送る女性など、上位数パーセントである。SNSを眺めているとこの手の人々が数多く存在するように思えるが、実際はごく一部のみ。誰もが羨ましがるような生活ぶりを見せていても、裏では自転車操業で......なんてパターンもあるからこそ、表向きのキラキラはまやかしということも珍しい話ではないのだ。

   いかに安く手頃な金額で遊ぶのを目的とした男性が集結しているとなると、当然ながら治安は荒れる。なかには食事中、「トイレに行ってくる」と言われ、そのままパパ候補が逃亡。お手当も支払われず、飲食代まで被った女性の話も一部では聞くほど。また、散々お茶をしてから「お金を持っていないから、今日は1000円分値下げしてもらってもいいかな?」という、どうしようもない事例さえあるのだ。

   男性の狡猾さには思わず乾いた笑いが出るものの、パパ活とはリスクを含めた活動。トラブル込みでお茶代5000円の手当をもらうくらいなら、一般的なバイトをした方がいいと思うのだが......。

   それでもやめられないのは、大金を手にできる可能性が著しく低くとも、少しの小銭でも手に入れたいか、ビッグチャンスの可能性を諦めずに延々と探し続けてしまうからだ。

貴重な若い時間を切り売りして何も残らない

   一緒にお茶=1時間5000円、時給に換算すると確かに高い金額だろう。それ以上の関係となれば万単位でお金を手にできるため、数時間1万円以上のお小遣いを目的に女性たちはパパ活に勤しむ。

   男性からしても1万円ちょっとで遊べるなら夜のお店に行くよりリーズナブルともいえるので、お互いWin-winではあるものの、いずれにしてもリスクは高い。危険性を加味すると「妥当」という考え方もできる。

   それでも一般的なアルバイトと比べると、規則が定められた中で働くよりも、チャチャッと済ませて即・お金が手元に入る方がいいと「タイパ」を求める女性もいる。

   「効率よく稼ぐ」はある意味現代的なのかもしれないけれど、アプリなどを使ったパパ活など一生食べていくのは至難の業。たとえ数時間1万円の魅力が大きく感じたとしても、おそらく一瞬の幻想だろう。

   多くの人が途中でつまづくか、将来性がないと気づいて足を洗うからこそ、魅力だけに取り憑かれた行動を延々と続けるのは危険である。貴重な若い時間を切り売りして何も残らない未来を自分自身で作らぬよう、多くの若者には注意していただきたい。



【プロフィール】
たかなし亜妖/2016年にセクシー女優デビュー、2018年半ばに引退しゲーム会社に転職。シナリオライターとして文章のイロハを学び、のちにフリーライターとして独立する。現在は業界の裏側や夜職の実態、漫画レビューなど幅広いジャンルのコラムを執筆中。

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