福島大学を取り上げた動画をめぐり、大学から抗議の声明が公開され、波紋を広げていたYouTuber「wakatte.tv」の高田ふーみん氏が2026年9月5日、動画を通じて謝罪した。「福島大学の皆様および関係者の皆様にご不快な思いとご迷惑をおかけしました」学生、学歴、受験をテーマとして、学歴調査や大学でのインタビュー動画などを公開している2人組YouTuberの「wakatte.tv」は、8月28日に公開した動画で福島大学を取り上げた。動画では「揶揄する意図は一切ございません」などと注意書きを表示しつつ、過激な表現を連発。批判の声が上がった。福島大学は9月1日、同チャンネルの名前は伏せた上で、本件をめぐるものとみられる佐野孝治学長名の声明を公開した。声明では動画について「本学の学生及び教育研究活動に関し、配慮を欠くと受け取られかねない発言があった」とした上で、「教育・研究活動に真摯に取り組んでいる学生・教職員が、尊厳を傷つけられることがあってはならないと考えております」としていた。同日夕、wakatte.tvの高田氏はXを通じて「私たちの言葉足らずな表現により意図とは異なる形で多くの方に伝わってしまい、福島大学の皆様および関係者の皆様にご不快な思いとご迷惑をおかけしました」として謝罪。動画を削除したと報告していた。「もっともっと考えて発言すべきだった」その後、高田氏は5日にあらためて、「【お詫び】福島大学キャンパス調査の動画の件について謝罪させていただきます」と題した動画を公開し、一連の騒動について謝罪した。トレードマークの赤いTシャツ姿でカメラの前に立ち、「『wakatte.tv』福島大学キャンパス調査動画における、私の不適切な発言、大変申し訳ございませんでした」として頭を下げた。「今回の私の発言、本当にひどい発言だったと深く深く反省しています」とし、「福島大学で原子力を学ぶ方に、どうしてあんなひどいことを言ってしまったんだろうと。もっともっと考えて発言すべきだった。動画を公開すべきだった。いろんな点で後悔があります」と話した。「特別な感情」を「軽率に扱ってしまった」本件を受け、多くの人から福島大学について教えられたとした高田氏は、「研究の中身っていうのが、偏差値や入学難易度では測れないほどとても素晴らしい研究をされていると、たくさんの方が私に教えてくださいました」とした。「福島で原子力について学びたいと思い、様々な地域から研究されてる方、教育に携わってる方がいたりだとか、学ぼうとする学生さんがいらっしゃったりだとか......そういったことへの配慮が全くできてなかったことを本当に申し訳なく思います」自身らがコンセプトとしている「教育痛快バラエティ番組」としての立場から番組作りをしていたと振り返り、「こと福島においては、東日本大震災福島第一原子力発電所の事故、過去様々な歴史を抱えている特別な場所だという風に、今だったら分かるんですけど、当時はそこへの認識が正直甘かった」。「被災地で被災された方にしか分からない特別な感情があって、そこを軽率に扱ってしまった」と反省を口にした。「すぐ誠心誠意、謝罪をするべきだったと後悔しています」さらに、SNSでの謝罪についても「あくまで福島大学の入学難易度のことを言ってるだけですよ、っていうような弁明の気持ちが強すぎました」という。「ただそんな意図とか関係なかったです。自分の発言でどれだけたくさんの方が傷ついたり、不快な思いをしたり、嫌な思いをしたりするのかっていう、そこへの率直な反省というのが大きく足りてなかったと思います」動画を一度非公開とした後、「震災や福島を揶揄するものではない」との補足を加えて再公開していたことについても、「その判断についても大きな誤りがあったと思っています」とし、「傷ついてしまった方の気持ちに(対する)配慮が大きく欠けていました」とした。高田氏は「問題になった後、すぐ誠心誠意、謝罪をするべきだったと後悔しています」とし、「本当に今回の件は私の不適切な発言、そしてその後の行動、反省すべきところばかりです」と後悔を明かし、深く頭を下げた。
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