宮内庁が一般の告別式にあたる皇室の葬儀「葬場殿の儀」の規模縮小を検討していることが明らかになった。それに伴って、政府主催の「大喪の礼」も大幅に縮小される見通しだ。上皇様の意向を受けてのことだという。「皇室の意思というものが、じわっとにじみ出てきている」昭和天皇の葬儀は東京・新宿御苑を2か月半閉鎖して行われ、国内外から1万人が参列したが、縮小案では、皇居・宮殿を会場に、参列者も2500人程度になるという。「サンデーモーニング」(TBS系)は2026年9月6日放送で、「国民生活への負担を少なくしたいというお考えは、常に国民に寄り添いたいという上皇様の姿勢が感じられます」(膳場貴子キャスター)と取り上げた。コメンテーターの寺島実郎氏(多摩大学学長)は、「皇室の意思というものが、じわっとにじみ出てきている」と見る。「上皇様は国民と寄り添うという文脈で葬儀を縮小したいと。天皇は国民に対して納得がいく形で皇室典範の方向付けをよく考えてほしいと。秋篠宮は天皇制の進化という言葉を使われているんですよね」と指摘し、国民がいま考えなければいけないのは、時代とともに変化する「国民主権の象徴天皇制のあり方」だという。議論すべき2点、「生前退位」と「女性天皇」とくに議論すべきは2点だとして、寺島氏はこう提起した。「10年前に生前退位された上皇様ではないですけれど、退位のルールというのが(決められていない)。あの時は特例法でしのいだんですけども、今でも天皇は譲位しちゃいけないことになっているんですよね、皇室典範上は」象徴天皇としての勤めが果たせないと自らが判断したら、退位できるよう皇室典範を改正すべきというのだ。「それから、もう一つは、当然のことですけど、日本国憲法下の男女平等という考え方に立って、女性天皇の容認に関する議論というものは、しっかりやらなきゃいけない。この2点だけは、(結論は)もうはっきりしてると思いますね」天皇一家のメッセージ、女性天皇の可能性を事実上つぶしたとの見方がある高市首相に届いているだろうか。(シニアエディター関口一喜)
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