舞鶴市の住宅街にクマ親子が出没 「エサの実り具合がよくない...人里に出没するケースが増える可能性」と専門家

   京都府舞鶴市の住宅街にツキノワグマの親子が出没、緊急銃猟を行ったことを2026年9月5日放送の「シューイチ」(日本テレビ系)がとりあげ、クマ出没への警戒を呼び掛けた。エサの実りがよくなく、クマが人里まで降りて来る恐れがあるという。

  • 京都府舞鶴市の住宅街にツキノワグマの親子が出没(画像はイメージ)
    京都府舞鶴市の住宅街にツキノワグマの親子が出没(画像はイメージ)
  • 2025年の制度開始以来82例目となったクマの緊急銃猟(画像はイメージ)
    2025年の制度開始以来82例目となったクマの緊急銃猟(画像はイメージ)
  • 京都府舞鶴市の住宅街にツキノワグマの親子が出没(画像はイメージ)
  • 2025年の制度開始以来82例目となったクマの緊急銃猟(画像はイメージ)

成獣が体重25キロ「なぜそんなに痩せているのか」

   番組は、9月3日夜に舞鶴市でツキノワグマの親子が住宅の軒下に居座り続けたため、緊急銃猟を行ったと報じる。クマの緊急銃猟は2025年の制度開始以来82例目で、近畿地方では7月の奈良と三重に続き3例目。京都は初めてだと番組は伝える。クマは成獣で体重25キロのメス、子グマは体重5キロのオスだった。

   クマの生態に詳しい岩手大学准教授の山内貴義さんはこのクマの大きさについて「そんなに軽かったのか」と驚き、なぜそんなに痩せているのかは詳しく調べてみないとわからないとしたうえで「食べ物がなくて(住宅街に)出てきた可能性はある」と話す。

「小さなクマはエサにありつけない」

   山内さんによると、クマ出没の1つの理由として、普段は山に実るエサを食べるのだが山の中ではエサをめぐる争いがあり、小さな体格のクマは大きくて強いクマには勝てずエサにありつけない。その結果、体の小さなクマは人里に追いやられているのではないかということだ。

   舞鶴市によると、緊急銃猟が行われた翌日にクマの新たな目撃情報があったという。山内さんは「(西日本は)今年はエサの実り具合がよくない可能性もあり、今後クマが人里に出没するケースが増える可能性もある」と指摘する。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

姉妹サイト