国民民主党の代表に3選した玉木雄一郎氏(57)が、2026年9月6日のBS朝日「日曜スクープ」のインタビューに応えた。問題となっている消費税減税の財源論について、「心配ない、増税しているから」と謎の解説をした。
減税案には欠点もあるので、「改正提案をしていく」
財務省出身の玉木氏は、「ほかの人の意見と違いますが、財源は心配ないです。なぜかっていうと、『増税』しているからです」という。スタジオは驚いたのか、静まり返った。
「インフレ増税、とでもいいますか、私たちは30年間デフレを経験して、あまり意識していないが、インフレそのものが増税と同じ効果を発揮している。賃上げも同じ。みなさん税率区分が上がった結果、所得税や住民税など税収が6年連続で過去最高、平均5.9兆円の上振れになっている」
だから、財源は心配ないんです、という理屈だ。
「ただし」と玉木代表は続けた。それを、どう「お返しするか」が問題だという。消費税減税すると、高額所得者にも外国人にも、すべてに税金を返すことになる。しかも、高市政権の「食料品だけ2年間1%に」は、「農家の負担を増やし、外食離れも促進する欠点がある」と強調。国会審議の中で、改正提案をしていくとした。
「高市総理から『おめでとう』のメッセージ」とニヤリ
国民民主党の代表選と同時並行で起きたのが「中道分裂」だった。玉木氏は、「きょうも何人か、旧立憲の方から個別に連絡がありました」と話した。玉木氏は、「今後を注視していきたい」という。
代表選では「対決より解決」としてきた玉木氏に対し、対抗馬の橋本幹彦議員(30)は、「政権交代を目指して、解決のための対決をすべき段階ではないか」と主張した。党内に出てきたこうした考えに対し、玉木氏は、「2028年の参院選で(現状の25議席から)40議席以上を目指して勝負したい」と同時に、「自民党とはそれなりのコミュニケーションをとっている」として「両にらみ」のスタンスだ。
玉木氏も連立入りの可能性については、「総理は維新との関係を重視されている」と言いながら、「高市総理からは、メッセージをいただきました。おめでとうと」と言ってニヤリとした。「(内閣・党役員改造で)自民党も同じ体制で行くなら、こちらも続投する榛葉幹事長ら、人脈の蓄積がありますから」と意味ありげだ。
(ジャーナリスト 菅沼栄一郎)