フリマアプリ「メルカリ」の公式Xアカウントが2026年9月7日、従業員による不正疑惑が発覚しキャンペーンが中止となっていた回転寿司チェーン「くら寿司」と「ちいかわ」のコラボキャンペーンをめぐる対応を報告した。
「当社の従業員による不正行為が判明」
問題となっていたのは、くら寿司が8月21日から実施していたキャンペーンだ。皿5枚ごとにゲームに挑戦でき、限定フィギュアなどが当たる「ビッくらポン!」をめぐって、SNSでは「景品のフィギュアが当たらない」との投稿が相次いだ。フリマサイトでは景品が大量に出品されていたことから、「従業員が横領しているのでは」との疑惑も浮上していた。
くら寿司側は当初、景品についてはランダムに補充しており、種類に偏りが生じることがあると説明していたが、9月2日になって公式サイトで「景品は厳正に管理しているものの、SNS上の指摘を重く見て、事実関係の調査をしている」とした。
5日には「当社の従業員による不正行為が判明した」と報告。謝罪の上、同キャンペーンを翌6日から中止すると発表していた。
くら寿司は「不正行為」の詳細については明らかにしていない。一方で、SNSではフリマサイトなどでフィギュアなどを大量に出品している不審なユーザーについて、複数の投稿が上がっていた。
また、先着プレゼントの「湯呑み」を店舗での配布前にフリマサイトで販売していたケースや、本来は非売品であるキャンペーンの「のぼり旗」の出品も確認されていた。
「正規ルートではない入手が確実と思われる商品の出品を禁止」
こうした中、メルカリは7日、「くら寿司株式会社のキャンペーンに関連して、メルカリでは関連する商品の出品状況の確認や出品者の方へのご連絡など、必要な対応を進めています」と報告した。
「メルカリでは、盗品など正規ルートではない入手が確実と思われる商品の出品を利用規約・ガイドラインにより禁止しており、以下の取り組みを実施しております」とし、具体的なルールを説明した。
出品された商品について、顧客や企業、個人から申告を受けた場合には、シリアルナンバーや商品の特徴などを照合した上で該当品と判断した場合には出品を削除するほか、出品者に対する利用制限などの措置を講じているという。
さらに、警察から出品商品に関する照会があった場合については、「法令に基づき適切に連携・協力しています」という。
今回のトラブルを受け、「くら寿司株式会社と連携し、不正に入手された疑いのある出品商品の削除などの対応を実施しています。引き続き同社と連携し、必要な対応を進めてまいります」としている。
メルカリの発表には、1700件を超えるリプライが寄せられている。
対応に納得しているという声もある一方、具体的な対応が不十分なのではとの指摘も少なくない。現在も複数の出品が行われていることもあり、「盗品の可能性について何件も通報したが、放置されたままだった」「非売品の取引ができること自体が問題では」など、冷ややかな反応もある。