ロシアにとってウクライナ侵攻が思うように進まないなか、2026年9月7日放送の「深層NEWS」(BS日テレ)はロシア政治の内情を分析したが、プーチン大統領が近づくロシアの下院選に向けて反戦を掲げる政党を排除し始めたという。若者を中心に反戦支持が広がり始めている?番組は、ロシアのプーチン大統領の3つの懸念をとりあげる。1つはウクライナにおける戦況の膠着、2つめは戦時経済の限界、そして3つ目が国内に高まる反戦の声だという。ロシアの下院選が18日に控えており、定数450議席をめぐって公認政党(11党)で争われる。与党の「統一ロシア」は勝利が確実視される。野党は「ロシア共産党」や「新しい人々」などが存在するなかで、注目されているのは唯一反戦を訴えている「ヤブロコ」だと紹介した。ヤブロコは1993年の結党以来、戦争には一貫して反対してきた。2003年を最後に議席はないものの、若者を中心に支持が広がり始めている。プーチン政権がこのヤブロコを排除する動きを見せているというのだ。プーチン氏の期待は「ウクライナ戦争は国民から支持されている」ヤブロコに対して、比例選挙区の名簿から削除したり、小選挙区の立候補予定者の一部を取り消したりしている。笹川平和財団上席研究員の畔蒜泰助さんは「プーチン大統領としては、ウクライナ戦争は国民から支持されているという選挙結果を見せたい。だが、明らかにそれと違う公約を掲げている政党の票が増えると、プーチン大統領の戦争に反対であるということが顕在化する。それを懸念している」と指摘する。(ジャーナリスト佐藤太郎)