阪神・佐藤輝明が2026年9月は5試合で5本のアーチを放つなど球団史上初の連覇に向け、快音を響かせている。バックネット裏にはメジャーのスカウトの姿が。現在打撃タイトル3部門でトップを走っており、三冠王を獲得して球団史上初のリーグ連覇を達成となれば、球団が貢献度を考慮して今オフにポスティングシステムでメジャー挑戦を容認する可能性が出てくる。ホワイトソックス・村上宗隆に匹敵する打力はあるがメジャーの関係者は「打撃に関してはメジャーで十分に通用します。村上宗隆がホワイトソックスに移籍1年目で30本塁打をクリアしましたが、佐藤もこれに匹敵する打力がある。問題は守備ですね。ヤクルト時代に三塁を守っていた村上はホワイトソックスで一塁にコンバートされましたが、佐藤も送球に不安を抱えているので三塁は厳しい。各球団のチーム事情がありますが、打撃に集中するためにも外野で起用されるのでは」と指摘する。昨年(25年)は三塁で自身初のゴールデングラブを受賞したが、今年は送球が安定しない点が気がかりだ。9月3日のヤクルト戦(神宮)では2打席連続アーチを放ったが、守備で2失策。4点リードの5回2死三塁でサンタナの三ゴロを一塁に悪送球すると、8回2死でも増田珠の三ゴロを捕球した後の一塁送球が大きくそれ、リーグワーストとなる今季16個目の失策を喫した。新人から2年間は三塁手でなく外野手新人から2年連続で主に外野を守っていたため、メジャー挑戦となれば守備位置が変わることが考えられるが、今はリーグ連覇に向けて神経を集中させている。守備のミスは相手に流れを明け渡す恐れがあることは佐藤も十分に理解しているはずだ。打撃だけでなく、守備でも安定感を取り戻して歓喜の瞬間を迎えたい。(中町顕吾)