「過激な方はちょっと」「暴れたい人、騒ぎたい人が集まっているんじゃないか」プロ野球・阪神タイガースが2026年10月3日夜、球団史上初のリーグ連覇を果たした。大阪・ミナミの道頓堀川では、連覇に喜んだ阪神ファンによる飛び込みが続出した一方で、阪神の「聖地」である甲子園球場はひっそりする中、訪れる阪神ファンの姿が。連覇の夜、J-CASTニュースは、甲子園を訪れたファンに話を聞いた。「しっかりとしたファンならここで優勝を迎えないと」阪神は、3日14時から行われた広島戦に4-6で敗れ、自力優勝を果たせなかった。だが、18時から行われた巨人―DeNAの試合で巨人が敗れ、阪神のリーグ優勝が確定した。阪神は、他球団を引き離し、最短で9月初旬の優勝予測もあったものの、9月に入って7連敗を喫するなど苦しんだ。それもあって、連覇に対するファンの喜びはひとしおだ。J-CASTニュースの記者が3日の連覇後の夜に甲子園球場を訪れると、ユニフォーム姿のファンが10人ほど集まっていて、通りかかった人も時折甲子園の写真を収めていた。大阪府箕面市の60代公務員男性は、連覇の喜びを分かち合いたいと訪れた。昨年は甲子園で多くのファンが六甲おろしを歌って、にぎわっていたと言うが、今年は人がいないことに「ちょっと拍子抜けした」と話した。また、道頓堀に行くことも考えたが、「過激な方はちょっと。こっちの方が大人でおとなしいかなと」と答えた。大阪府吹田市の20代フリーターの男性は、「阪神の優勝を甲子園で迎えるのが一番正しい正解だと思う。しっかりしたファンならここで優勝を迎えないと」と球場前に集まった同世代のファン4人と喜びを分かち合った。一方で、「やっぱり阪神が自力(優勝)できなかったのが、ちょっと課題だなと思う。なんとか連覇までもってこられたのは良かった。あとは、日本一に行くために、藤川球児監督にもっと采配を考えてほしい」と語った。大阪府大東市の20代男性会社員は「聖地巡礼」で甲子園に。道頓堀川に飛び込むファンに対して、「暴れたい人、騒ぎたい人が集まっているんかなと思って、そういう人らと一緒にはしてほしくない」と苦言を呈する。また、一緒に訪れた同市の20代男性公務員は、9月の不振について「7連敗のときに連覇を信じきれない気持ちがあって、申し訳ありませんでした! それは球児さんに言わせてください」と記者に勢いよく話してくれた。メディアでは、道頓堀川に飛び込む阪神ファンの姿が報じられることが多いが、甲子園にも阪神の連覇を熱く祝う人たちが集まっていた。警察の「厳戒態勢」でも、飛び込む人が一方で、阪神優勝時の「風物詩」と呼ばれるようになった道頓堀川の飛び込み。大阪府警は、道頓堀川付近に警察官約800人を配置する警戒下で、優勝後に川沿いの遊歩道から11人が延べ25回(府警まとめ)飛び込んだ。記者が、3日昼の広島戦のタイミングで訪れると、御堂筋には、見渡す限り警察官の輸送バスが道路脇に止まり、物々しい様子となっていた。飛び込みを防止するため、道頓堀川にかかる橋では、約2mのシートが架けられた。インバウンドの観光客を中心に、シートとシートの間から名物のグリコの看板を眺めたり、写真を撮ったりする姿も見られた。またグリコの看板の近くにある電子広告では、「飛び込み禁止やで~」と呼び掛ける表示もなされていた。府警によると、道頓堀川の飛び込みは1985年の阪神優勝から始まったとされる。2003年の優勝の際は約5300人が飛び込み、男性1人が亡くなる事故も発生。23年のセ・リーグ、クライマックスシリーズ、日本シリーズと3回の優勝で延べ65人が、昨年の25年9月の優勝時には延べ29人が飛び込んだ。号外配布では、怒号が飛ぶ場面もまた、スポーツ各紙は号外を発行。3日深夜のJR大阪駅前では、サンケイスポーツの号外配布に多くの人が集まり、複数の私服警察官とみられる人物が「ここで滞留しないで」と呼び掛けていた。また、横入りして号外を強引に取ろうとする人もいて、集まった一部の人からは、「配り方が悪いんじゃ」と怒号が飛ぶ場面もあった。号外を受け取った兵庫県西宮市の40代会社員は、「(連覇に)本当に感動して、ちょっと興奮が収まらないです」と話していた。
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