引退馬牧場「Yogiboヴェルサイユリゾートファーム」(北海道日高町)で飼育されていた保護猫・コアラが不慮の事故のため息を引き取った件をめぐり、牧場公式Xアカウントが声明を公開した。
「猫の『コアラ』が、不慮の事故により急逝いたしました」
牧場には観光施設も併設されており、カフェやホテル、グッズショップなどが設けられている。
牧場公式Xアカウントは2026年10月3日、「いつも牧場でたくさんの皆さまに可愛がっていただいていた猫の『コアラ』が、不慮の事故により急逝いたしました」と報告した。
コアラは、同牧場で飼育されていた保護猫だ。牧場の看板猫として知られ、SNSアカウントでも愛らしい姿を見せていた。
牧場は「あまりにも突然の出来事で、スタッフ一同、まだ気持ちの整理がつかない状況ではありますが、これまでコアラを可愛がってくださった皆さまに、心より感謝申し上げます」とし、コアラをしのんだ。
駐車場にごろんと転がるコアラや、引退馬とコアラのショット、大きなYogiboクッションでくつろぐコアラ、保護された当時の幼いコアラやきょうだい猫の写真を添え、「これまでコアラを愛してくださった皆さま、本当にありがとうございました。コアラ、今まで本当にありがとう」とつづった。
「縄張り意識が強く、牧場内を歩いて回ることが日課」
SNSでは、「馬たちはもちろん、コアラに会うのも楽しみでした」など、惜しむ声が相次いだ。
一方、一部からは「飼育環境が悪かったのでは」「猫を客寄せに使っていた」などとする批判の声や、牧場や関係者に対する、誹謗中傷ともとれる投稿もみられた。
牧場は4日、「コアラのことで、猫の飼育環境について様々なご意見をいただいていますので、一度だけお伝えさせてください」とし、声明を公開した。
きょうだい猫とともに保護されたコアラは、「一緒に暮らしていく中で、外で過ごすことが大好きだったコアラとほっけ、室内で過ごすことを好んだいくらとはまちに分かれ、いくらとはまちは現在も社長宅で元気に暮らしています」という。
その上で、「コアラとほっけにも自由に出入りできる専用の部屋があり、いつでも水やご飯を取ることができ、安心して眠れる場所を用意していました。その上で、東京ドーム約3.2個分の牧場の敷地内を自由に行き来しながら暮らしていました」と説明。「特にコアラは縄張り意識が強く、牧場内を歩いて回ることが日課でした」という。
「憶測による発信や特定の方への批判はお控えください」
事故当時の様子については、「9月28日朝、牧場前の道路で事故に遭ったとみられるコアラを発見しました」と明かし、「事故の瞬間を確認したわけではなく、誰の車によるものかは分かっていません。お客様やスタッフが轢いたという事実も確認されておりませんので、憶測による発信や特定の方への批判はお控えください」とした。
飼育環境に関する指摘については、「猫は完全室内飼育にすべきという考え方があることも理解しています」としたうえで、「私たち自身、今回の事故を受けて、もっとできることがなかったのか、何度も考えています。ただ、私たちはコアラを放置していたわけではありません」と説明。
「保護した命を家族として迎え、それぞれの性格を見ながら、その子たちが幸せに暮らせる環境を考え、食事や水、安心して眠れる場所を用意し、毎日一緒に過ごし、大切に育ててきました」とし、「それでも今回の事故を防ぐことができなかったことを、誰よりも悔やみ、悲しんでいるのは、毎日コアラと一緒に過ごしてきた私たちです」と胸中を明かした。
「そのような中で、『不適切飼育で殺した』『客寄せパンダ』『玩具』『馬鹿』など、飼育方法に対するご意見の範囲を超えた言葉まで目にするようになりました」
「飼育方針についてご意見を持つことと、亡くなった命を悼んでいる人や、その命そのものに心ない言葉を投げかけることは、まったく別の話」だとし、「どのような考え方をお持ちであっても、それを理由に、亡くなったコアラや、コアラを愛し悲しんでいる人たちを傷つけていい理由にはならないと思います」と主張。
飼育方法に関する意見については真摯に受け止めるとしつつ、「一方で、私たちやスタッフ、関係者、そして亡くなったコアラに対する誹謗中傷や侮辱、人格を否定するような投稿については、これ以上お控えください」とした。
「悪質な投稿については個別に反応することはせず、記録を保存した上で、必要に応じて適切に対応いたします」としている。
コアラのことで、猫の飼育環境について様々なご意見をいただいていますので、一度だけお伝えさせてください。 コアラたちを保護した当時、兄弟猫も一緒に保護しました。 一緒に暮らしていく中で、外で過ごすことが大好きだったコアラとほっけ、室内で過ごすことを好んだいくらとはまちに分かれ、いくらとはまちは現在も社長宅で元気に暮らしています。 コアラとほっけにも自由に出入りできる専用の部屋があり、いつでも水やご飯を取ることができ、安心して眠れる場所を用意していました。その上で、東京ドーム約3.2個分の牧場の敷地内を自由に行き来しながら暮らしていました。 特にコアラは縄張り意識が強く、牧場内を歩いて回ることが日課でした。 9月28日朝、牧場前の道路で事故に遭ったとみられるコアラを発見しました。 なお、事故の瞬間を確認したわけではなく、誰の車によるものかは分かっていません。お客様やスタッフが轢いたという事実も確認されておりませんので、憶測による発信や特定の方への批判はお控えください。 猫は完全室内飼育にすべきという考え方があることも理解していますし、飼育方法について様々なご意見があることも承知しています。 私たち自身、今回の事故を受けて、もっとできることがなかったのか、何度も考えています。 ただ、私たちはコアラを放置していたわけではありません。 保護した命を家族として迎え、それぞれの性格を見ながら、その子たちが幸せに暮らせる環境を考え、食事や水、安心して眠れる場所を用意し、毎日一緒に過ごし、大切に育ててきました。 それでも今回の事故を防ぐことができなかったことを、誰よりも悔やみ、悲しんでいるのは、毎日コアラと一緒に過ごしてきた私たちです。 そのような中で、「不適切飼育で殺した」「客寄せパンダ」「玩具」「馬鹿」など、飼育方法に対するご意見の範囲を超えた言葉まで目にするようになりました。 飼育方針についてご意見を持つことと、亡くなった命を悼んでいる人や、その命そのものに心ない言葉を投げかけることは、まったく別の話だと私たちは考えています。 どのような考え方をお持ちであっても、それを理由に、亡くなったコアラや、コアラを愛し悲しんでいる人たちを傷つけていい理由にはならないと思います。 飼育方法に関する建設的なご意見については、真摯に受け止めます。 一方で、私たちやスタッフ、関係者、そして亡くなったコアラに対する誹謗中傷や侮辱、人格を否定するような投稿については、これ以上お控えください。 悪質な投稿については個別に反応することはせず、記録を保存した上で、必要に応じて適切に対応いたします。 最後になりますが、コアラを生前から可愛がってくださった皆さま、突然のお別れを一緒に悲しんでくださった皆さま、そして残されたほっけのことまで心配してくださっている皆さま、本当にありがとうございます。 コアラがたくさんの方に愛されていたことを、改めて感じています。 私たちはこれからも、コアラと過ごした時間を大切にしながら、ほっけをはじめ、牧場で暮らす動物たちを大切に守っていきます。
— Yogiboヴェルサイユリゾートファーム (@Versailles_Farm) October 4, 2026